【女神のカフェテラス】鈴代紗弓が秋水から学んだ「変わらない純粋さ」

――隼の印象について、お聞かせください。

鈴代　隼は色々と周りの状況に気づいて、女の子たちの気持ちを引き出して、それを整理する時間も見守ってくれているようなイメージです。さらに東大生で欠点が見当たらないなど、女の子がたくさん登場する作品の男性主人公としては珍しいタイプな気がします。
女の子側からしたら意識せざるを得ないメンズだとは思いますが、女の子たちにされるがまま、というのはどうなんでしょうかね（笑）。

――秋水から見習いたい部分、もしくは共感できる部分はありますか？

鈴代　秋水ちゃんたちの年代になってくると自我が強くなってきて、いろいろ考え方も変わってきたりすると思うのですが、彼女は子供の心を忘れずにいるんですね。私もそんな彼女の純粋さを見習って、役者としてがむしゃらにトライしていく思い切りの良さを持ち続けようと思います。
あと、共感できる部分は、毎日を楽しく生きているところですね。自分が楽しんでいると、周りの人も楽しい気持ちになってくれるような気がするので…！

――ヒロインたち5人の関係性について、どう思われていますか。

鈴代　無意識の内に「みんないて当たり前」の5人になっているな、と思っているんです。秋水はきっと末っ子ポジションで割と自由にやっているんですが、桜花さんや流星ちゃんは一緒に盛り上がって、紅葉さんや白菊さんは優しく諭してくれる、みたいな。それぞれの立ち位置がしっかり築けているところがすごく良いですよね。

――5人の中で気が合いそうなキャラクターは？

鈴代　同じ目線なら、流星ちゃん、桜花さんと秋水ちゃんですかね。桜花さんは心の距離を詰めるのに時間がかかりそうな人だけど気になるキャラで、流星ちゃんは距離を詰めて深い関係になれそうだし、秋水ちゃんとはスポッチャとかで遊んでみたいですね。
紅葉さんは先輩として、白菊さんは優しいお姉ちゃん的ポジションで仲良くなりたいですね。

――個人的にカフェにまつわる思い出が何かありましたら、お聞かせいただけますか。

鈴代　最近、昔ながらの喫茶店に行ったんですが、一緒に行った方が頼んだパフェが「ああ、パフェってこういうのだよね」と万人が思えるビジュアルで出てきて、感動しました。まさに子供の夢が詰まったパフェでしたね。
あと、渋谷の交差点が見えるスタバから下を歩く人たちを観察していたこともありましたね。隣に座っている女の子二人の会話を知らんぷりをしながらしっかり聞いちゃったりして。これがまた面白んですよね、演技の参考になったりして（笑）。

――では最後に、アニメを楽しみにしている皆さんへメッセージをお願いいたします。

鈴代　本作はキャラクターそれぞれにちゃんとスポットが当たり、様々なドラマが描かれていくんですが、その中で秋水ちゃんだけは変わらない良さみたいなものも見られると思います。その辺りも注目しつつ、作品を楽しんでいただけたら嬉しいです。宜しくお願い致します！

鈴代紗弓（すずしろ さゆみ）
2月４日生まれ。アーツビジョン所属。主な出演作は『ぼっち・ざ・ろっく！』（伊地知虹夏）、『シャインポスト』（青天国春）、『86-エイティシックス-』（クレナ・ククミラ）、『くノ一ツバキの胸の内』（アサガオ）、『ぼくたちは勉強ができない』（武元うるか）、『かぐや様は告らせたい?天才たちの恋愛頭脳戦?』（白銀圭）、『荒野のコトブキ飛行隊』（キリエ）ほか。

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（C）瀬尾公治・講談社／「女神のカフェテラス」製作委員会・MBS