『鬼滅の刃』戦いで勇姿を魅せてきた【柱】たちの呼吸に注目！

『テレビアニメ「鬼滅の刃」刀鍛冶の里編』の第五話「赫刀」で甘露寺蜜璃の“恋の呼吸”が映像化され話題になった。今回は数々の戦いで勇姿を魅せてきた柱たちの呼吸に注目してみよう。

原作：吾峠呼世晴（集英社ジャンプ コミックス刊）、アニメーション制作：ufotableによるアニメ「鬼滅の刃」は、2019年4月より『テレビアニメ「鬼滅の刃」竈門炭治郎 立志編』の放送を開始。その後、2020年10月には『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』を公開、2021年から2022年にかけて、『テレビアニメ「鬼滅の刃」 無限列車編』『テレビアニメ「鬼滅の刃」遊郭編』を放送・配信。さらに、「遊郭編」から「刀鍛冶の里編」へと繋がるアニメ「鬼滅の刃」の新たな挑戦として、『ワールドツアー上映「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へ』を上映。

現在放送中の『テレビアニメ「鬼滅の刃」刀鍛冶の里編』。玉壺と半天狗の分裂体が刀鍛冶の里で猛威を奮い、ますます戦いがヒートアップしていく第七話が5月21日（日）に放送を控える。鬼殺隊の最高位、柱が繰り出す呼吸法は、圧倒的なパワーを誇る剣技や凄まじい威力まで、画面に釘付けになる「鬼滅の刃」の中でも必見のシーン。今回はそんな柱たちが繰り出す呼吸法と、迫りくる上弦の鬼に立ち向かう、時透無一郎、甘露寺蜜璃の活躍に迫りたい。
◆下弦の伍の鬼―累との戦いで窮地を救った、水柱・冨岡義勇の“水の呼吸”
任務を任された那田蜘蛛山で、炭治郎は初めて鬼の始祖である鬼舞辻無惨直属の配下となる十二鬼月のうちの一人、下弦の伍の鬼・累と戦うことに。炭治郎はいままで以上の強さを持つ強敵に翻弄されるが、見事に隙を見て頸を斬ることに成功……かと思いきや、累の頸はあまりにも硬く炭治郎には斬ることができなかったのだ。人間をも切り裂く蜘蛛の糸を使った累の強力な攻撃で、炭治郎が大きなダメージを受け動けなくなった瞬間、冨岡義勇が現れ、“水の呼吸 拾壱ノ型 凪（じゅういちのかた　なぎ）”で、見事累の頸を斬ることに成功。炭治郎や善逸、伊之助の窮地を救い、見事下弦の伍を倒したのだった。
◆燃え盛る刀で鬼を斬る！　心を燃やす、炎柱・煉獄杏寿郎の“炎の呼吸”
劇場版、TV放送と共に公開された無限列車編で輝かしい活躍を魅せたのが、炎柱の煉獄杏寿郎だ。彼は、炭治郎たちと鬼がいるという列車に乗り込み任務を遂行することに。鬼が現れると煉獄杏寿郎は怯える乗客を瞬時に避難させ、“炎の呼吸 壱ノ型 不知火（いちのかた しらぬい）”や“炎の呼吸 弐ノ型 昇り炎天（にのかた のぼりえんてん）”で、目にも追えないスピードで次々と鬼を倒し、瞬時の状況判断、動くスピード、そして一撃で鬼を倒す圧倒的な力を見せつけた。さらに、最後に登場した上弦の参・猗窩座との激戦では“炎の呼吸 肆ノ型 盛炎のうねり（しのかた せいえんのうねり）”“炎の呼吸 伍ノ型 炎虎（ごのかた えんこ）”“炎の呼吸 玖ノ型 煉獄（くのかた れんごく）”まで、あらゆる呼吸法で一撃を喰らわせる。しかし不死身の猗窩座は肉体を削られるもすぐに再生、一方で煉獄杏寿郎は大きなダメージを負いながら最後の力を振り絞って技を繰り出すが、上弦の強さに適わずあと一歩のところで敗れてしまう……。 “心を燃やせ　限界を超えろ”と、瀕死になりながらも最後まで諦めず、柱としての責務を最後まで全うする勇姿をみせた。
◆ド派手にいくぜ！　豪快な戦いで観客の心を鷲掴み！音柱・宇髄天元の“音の呼吸”
３人の嫁の連絡が途絶えたことから、遊郭に潜入した炭治郎たちと音柱の宇髄天元。花魁に扮して炭治郎が捜索をはじめる中、遊郭の裏で花魁たちを襲っていた上弦の陸・堕姫を見つけ出し戦うことになる。人や刀をも切り裂く、堕姫が繰り出す帯を交わしながら戦う宇髄だが、やっと彼女を追い詰めたかと思いきや、彼女の中からもう一人の鬼であり堕姫の兄である、妓夫太郎が現れる……。堕姫よりも遥かに強い戦闘能力をもつ妓夫太郎は、血を剃刀のような薄い刃の状態にして、毒を飛ばす飛び血鎌を飛ばすが、その攻撃を交わすときに繰り出したのが“音の呼吸 肆ノ型 響斬無間（しのかた きょうざんむけん）”。他にも同じく妓夫太郎に喰らわせた、回転する刀が爆発しながら敵へ向かい、無数の爆発音が鳴り響く“音の呼吸 伍ノ型 鳴弦奏々（ごのかた めいげんそうそう）”まで、宇髄ならではのド派手な一撃によって火花散る戦いが勃発。炭治郎の活躍もあって、見事堕姫＆妓夫太郎の頚を同時に斬り落とすことに成功し、上弦の鬼を初めて倒すという鬼殺隊にとっても歴史的快挙となる戦いを繰り広げた。

◆上弦の鬼・玉壺＆半天狗が猛威を奮う刀鍛冶の里を救えるのか！？
霞柱・時透無一郎の霞の呼吸、恋柱・甘露寺蜜璃の恋の呼吸
現在放送中の刀鍛冶の里編では、鬼殺隊には欠かせない刀を作る里に、上弦の鬼・玉壺と半天狗が現れる。刀鍛冶の里を滅ぼそうとする玉壺や半天狗は時透無一郎や甘露寺蜜璃、炭治郎が応戦するも、倒すことは決して簡単ではなく、苦戦を強いられるうちにその猛威を拡大していく。時透無一郎は、半天狗が現れた瞬間“霞の呼吸 肆ノ型 移流斬り（しのかた　いりゅうぎり）で対抗。しかし素早いスピードで交わした半天狗にすかさず刀を振りかざし頸を斬った瞬間、半天狗が2分裂し積怒と可楽が登場。さらに頸を斬ると、哀絶と空喜という鬼にわかれ、1体の鬼から4体の鬼が誕生してしまう……。一方で甘露寺蜜璃は、刀鍛冶の里の救出に駆け付け、刀鍛冶を襲う金魚の鬼に”恋の呼吸 壱ノ型 初恋のわななき（いちのかた はつこいのわななき）“で見事鉄珍を救出する。さらに炭治郎は最後の局面で”ヒノカミ神楽　日暈の龍 頭舞い（にちうんのりゅう かぶりまい）“を繰り出し、3体の鬼の頚を同時に斬ることに成功。柱や炭治郎、禰豆子の活躍で少しずつ鬼の猛威を弱小化させていっているようにもみえたが、炭治郎の一撃は効いたのか……激化する戦いの続きを描く第七話を見逃すな！

＜あらすじ＞
第七話「極悪人」
分裂した5体目の鬼の頸を狙う玄弥だったが、想定外の頸の硬さに刀は折れ、銃も効かず、追い詰められてしまう。自分の力では頸を斬れないとは、悟った玄弥本体と思われる5体目の鬼との対峙を炭治郎に託す。玄弥の想いを受け取った炭治郎は、逃げ回る鬼に刀を振り下ろし――。



※禰豆子の「禰」は「ネ＋爾」が正しい表記。
※鬼舞辻の「辻」は「之＋十」が正しい表記。
※煉獄の「煉」は「火+東」が正しい表記。
（Ｃ）吾峠呼世晴／集英社・アニプレックス・ufotable