『ウルトラセブン』55周年コンセプトムービーとして制作される「ウルトラセブン IF Story『55年前の未来』」の一部が今秋の完成版公開に先駆けYoutubeで配信開始となった。『ウルトラセブン』は1967年の特撮TV番組。M78星雲の恒点観測員340号が、地球人のモロボシ・ダンに姿を変えウルトラ警備隊に入隊。いざという時にはウルトラセブンの姿に戻り、宇宙の侵略者から地球を守るため戦う。
現代でも色褪せない先進的な造形、普遍的で重厚な物語や知的な異星人たちの登場、多彩なメカや装備などなど、今なおウルトラシリーズ最高傑作との評価も高い歴史的傑作だ。
ウルトラヒーローとしてのウルトラセブンはその後のシリーズにも度々ゲスト出演し、世代を超えて冷めやらない人気を誇っている。
円谷プロでは、コンセプトムービーの企画意図を次のように説明している。
「放送から半世紀以上の時を経てもなお人々の記憶に残り、語り継がれる『ウルトラセブン』。55年前の未来=現在と未来をつなぐ物語を、1967年放送当時にシリーズの一篇として『存在したかもしれない』エピソード、<Ifストーリー>としてイメージし、その『事の起こり』を描き出します。原作に込められたメッセージを現代に問いかけ、普遍のテーマをもつ『ウルトラセブン』の魅力を作品ファンのみならず、現代の人々に伝えるために、この『7分間』のコンセプトムービーを企画しました」
同作品では 1967年放送の『ウルトラセブン』主人公「モロボシ・ダン」(演・森次晃嗣)と「友里アンヌ」(演・ひし美ゆり子)が、最新デジタル技術「バーチャルヒューマン」を使って時空を超えて登場する。またオリジナル作品同様「薩摩次郎」(セブンがダンの姿を作る上でモデルにした地球人)を森次晃嗣が演じるのも見どころとなっている。
なお体験型謎解きイベント『Case File AR196814 港の巨大宇宙ロボット』開など、今後同作品と連動する各種公式コンテンツの展開も予定されているという。今秋の完成版の公開とあわせてご期待いただきたい。
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