• 資料に基づいた至高の再現性! ウルトラマンCタイプのレプリカ胸像
  • 資料に基づいた至高の再現性! ウルトラマンCタイプのレプリカ胸像
2022.12.29

資料に基づいた至高の再現性! ウルトラマンCタイプのレプリカ胸像

(C)TSUBURAYA PRODUCTIONS

ウルトラマンの撮影用スーツを再現した胸像『ULTRAMAN C-TYPE SUIT SIZE BUST PROP REPLICA』が登場。造形のゆがみや不均一な部分、塗装の刷毛目まで再現したアイテムだ。2022年12月27日より予約が開始されている。

『ウルトラマン』は1966年の特撮TV番組。怪獣や宇宙人から人々を守る巨大ヒーロー・ウルトラマンの活躍を描く。
現在に至るまで日本の特撮を代表するヒーローとして、多くの世代にわたって愛され続けている。

「ULTRAMAN C-TYPE SUIT SIZE BUST PROP REPLICA」は、円谷プロダクション造形部門であるLSSの品田冬樹完全監修、日本有数の特撮グッズコレクターであり、数多くの特撮フィギュアを製造、販売しているM1号の西村祐次考証のもと商品開発が行われた。

『ウルトラマン』の撮影で実際に使用されたスーツはAタイプ、Bタイプ、Cタイプの三種類が存在するが、CoolPropsは今回シリーズ終盤に登場した理想形に近いCタイプのスーツをもとに、豊富な資料を最大限に用いた至高の胸像を目指したとのこと。
Cタイプは『ウルトラマン』本放送以後に制作されたウルトラマンのマスクでもその形状が継承されている。また『帰ってきたウルトラマン』のウルトラマンジャックのマスクもCタイプの流れを汲んでいる。
「ウルトラマンの顔」と言われたらこのCタイプのマスクを思い出す人が多いのではないだろうか。

「ULTRAMAN C-TYPE SUIT SIZE BUST PROP REPLICA」では、左右非対称な形状はもちろん、シームレスな赤と銀の塗装はその質感の違いも再現。マスクとボディの銀もそれぞれ異なった塗装を施している。
口の部分を見ていただきたい。デザインとしては意図されていないような、不規則な薄い段差があるのがおわかりだろうか。これも実際のスーツを再現したものである。
当時、マスクの塗装はスプレーではなく刷毛が使われていたが、その刷毛目も再現されているという。
また目とカラータイマーも発光させる事が可能だ。

彩色サンプル製作は数多くの映像作品で特殊メイクデザインを手がける藤原カクセイ氏率いるダミーヘッドデザインズが担当している。

特撮作品のフィギュアやアイテムを作る際には、そのキャラが現実にいたらどうなるのか考察して造形する、という方向性と、撮影に使われたスーツやプロップを可能な限り忠実に再現する、という方向性がある。
前者の方は考察の精度にもよるが、厳密に言うと「正解」はない。それぞれの解釈に幅があり、その幅は許容されるべきだからだ。
だが後者の方は、現存する(あるいは当時存在した)スーツ・プロップ類の再現率が高ければ高いほど「正解」に近いと言える一本道の尺度がある。
故に特撮分野のフィギュアなどでは、実物に不格好な部分があっても、その不格好さをも含めて再現する、というスタイルが1つの流儀として成立している。

「ULTRAMAN C-TYPE SUIT SIZE BUST PROP REPLICA」はその再現性を追い求めた、究極の逸品と言えるだろう。

なお製品のセット内容には、シリアルナンバーが記載されたオリジナルプレートが付属する。シリアルナンバーは販売順に付与されるとのことだ。

>>>「ULTRAMAN C-TYPE SUIT SIZE BUST PROP REPLICA」をいろんな角度で見る(画像16点)

(C)TSUBURAYA PRODUCTIONS

アニメージュプラス編集部

RECOMMENDEDおすすめの記事

RELATED関連する記事

RANKING

人気記事