ドラマ『推しが武道館いってくれたら死ぬ』が最終回を迎えた。最終回で岡山アイドルフェスに出演したChamJamは『ずっと ChamJam』と『Fall in Love』の2曲を披露。『Fall in Love』はアニメのときから存在した曲なのだが、ChamJamが大きなステージで披露するのはこれが初めて。振り付けの沢口かなみさんのインタビューでもお話しいただいたが、原作者の平尾アウリ先生にも『Fall in Love』についての感想をお聞きしていたので、紹介します!>>>映像特典のスペシャルダンスクリップ3曲を見る(動画3本)◆可愛さはひらがなの「かわいい」◆ーー『Fall in Love』が最終話でしっかりと披露されました。アニメと実写の楽曲を比べるとどうですか。寺田 アニメのときは可愛いシンセの印象も強かったですが、実写は『ずっと ChamJam』同様、バンドサウンドをより目立たせています。あとはこの曲、実はアニメだと本編ではほぼ使われなかったんです。第1話でえりぴよが鼻血を出してロビーで寝ているときに場内から漏れ聞こえてくるぐらいで。
平尾 めちゃくちゃいい曲なのにすごく贅沢な使い方ですよね。改めてアニメのほうを聞くと可愛いですね。
寺田 アイドル曲らしくてすごくいいと思います。一方のドラマ版はドラムの疾走感とかもあって、よりノリがいい感じもします。とはいえバンドサウンドの中にキラキラしたピアノの音とかがちゃんと残っているのもすごく好きで、そこにChamJamの上品さみたいなものが感じられると思っています。
平尾 ありがとうございます。やっぱり実写版は現実のアイドル曲としてありそうな感じがありますね。
寺田 あとはアニメではChamJamが披露しているところを映す機会はなかったので、振り付けはなかったんですよ。なので、今回ドラマでしっかり撮っていただけたのはありがたかったです。
平尾 良かったです。私もこの曲好きなので、ちゃんと披露できて良かったです。
ーーダンス・パフォーマンスもよかったですね。寺田 振り付けは完全新規で沢口(かなみ)さんに作っていただいています。キャストの皆さんにも好評だったようで、オタク役の皆さんも撮影合間に踊っていました(笑)。
平尾 結構難易度高そうなのに。
寺田 そうですね。サビの振り付けがキャッチーなのですが、皆さんそこをやりたがっていました。
平尾 やりたがる(笑)。
寺田 作品らしさと沢口さんのセンスが詰め込まれた素晴らしい振り付けだと思います。ダンス・パフォーマンスはいかがでしたか?
平尾 可愛いですね。
寺田 記事が全部「可愛い」になりますよ(笑)。
ーー可愛いがたくさんでいいと思います。寺田 平尾先生的には最高の褒め言葉っていうことですよね。
平尾 はい(笑)。「可愛い」は最高なんです。「可愛い」が最上級なので。
ーー「かわいい」の表記は。平尾 最近漢字にハマっているんですよ。でもやっぱりひらがなの「かわいい」かな。可愛さで言えば。
「可愛い」という平尾先生の最高の誉め言葉で称賛された『Fall in Love』。劇中でももう少し長く観たい! 劇場版での出番はあるのでしょうか! と期待しつつも、2月に発売されるBlu-ray BOXの映像特典には、スペシャルダンスクリップとして『ずっと ChamJam』『Fall inLove』『@スイーティー』の3曲それぞれのミュージックビデオ ver. & ダンスショット ver.が収録されている。また、この映像特典のスペシャルダンスクリップの一部が、現在YouTubeにて特別公開中。次のページでも動画を紹介しているので、“やりたがっている” 方はぜひこちらで練習しましょう!(C)平尾アウリ・徳間書店/「推しが武道館いってくれたら死ぬ」製作委員会・ABC