• 「ガンプラビルダーズワールドカップ10th」日本大会結果発表!
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2022.11.29

「ガンプラビルダーズワールドカップ10th」日本大会結果発表!

(写真左より)OVER21コースのチャンピオン「理想を現実にする力」、U-20コースのチャンピオン「The spirit of Zeon」、U-14コースのチャンピオン「サザビー二号機試作型」(C)創通・サンライズ






U-14コースチャンピオン「サザビー二号機試作型」ヤマサキさん/14歳


──受賞の感想をお聞かせ下さい。

ヤマサキ 来年何作ろうか,と考えていたぐらい(受賞は)無理だと思っていたので、本当にうれしいです。

──制作期間は?

ヤマサキ 今年の1月から作り始めました。投稿期限の3日前とかに完成して、急いで撮影して投稿したものです。つたない写真で申し訳ないんですけど。

<審査員コメント>
塗装、カスタム、細かいディテールは丁寧にやられているなというところで、一番惹かれた点としましては格納庫のシチュエーション作りかな、と。上から強い光を当てて、下に強い影を作っている、モデラーさんだと全身くまなくしっかり見せたいなという思いがありながらも、あえてここにメリハリを付けて格納庫っぽさ、格納庫のシチュエーションをしっかり再現されているところがお上手だなと、チャンピオンに選ばせていただきました。

ヤマサキ 写真を撮れた時にはちょっと失敗だなって思ったんですけど、そう思ってもらえたならうれしいです。

──ガンプラ歴は。

ヤマサキ 2年半ぐらいです。

──今回のテーマは何でしたか。

ヤマサキ 自分の好きなものを作れるように、自分の作れる技術をぶつけました。理由はササビーが一番好きな機体だったので、そこに自分の好きな作風にできるように頑張りました。

──今回の作品で一番見てもらいたいところは?

ヤマサキ 全身にくまなく入れたディティール。装甲の表面に機能性を考えつつ、筋彫りを細かく入れました。

──3年ぶりにイベントが開催されたこと、そこで優勝できた心境などをお聞かせ下さい。

ヤマサキ 僕は今回が初出場なんですけれど、今まで2年弱で自分が培ってきたものを見せられるかなと思い出場しました。優勝できるなんて思っていなかったので、本当にうれしいです。

──コロナ禍の前後で、ガンプラに取り組む姿勢に変化は?

ヤマサキ 僕はコロナが流行して初めてガンプラに触って、そこから休校期間とかを生かして技術を培ってきたので、ある意味ではコロナ禍に感謝しています。コロナがなければガンプラを触ることもなかったと思います。

──最後に、世界大会への意気込みを!

ヤマサキ ここまで来れたこと自体が奇跡だと思っているので、ここからどうなるか本当に分からないんですけれど、自分の作品の良さなどを見てもらえるとうれしいです。




U-20コースチャンピオン「The spirit of Zeon」FAグリーンさん/20歳


──受賞の感想をお聞かせ下さい。

FAグリーン (AUDIENCE賞と)ダブル受賞でいただくなんて本当に思っていなかったので、本当にうれしいです、ありがとうございました。

──今回の作品で、苦労した点は。

FAグリーン けっこうな大きさなので、強度とか各パーツのディテールとかをこだわりました。

<審査員コメント>
この作品は塗装とカスタムと、コンセプトを守るというところで3つ揃った、素晴らしいものだなと思っています。特にいろんな曲面のパーツをカスタムしていわゆるジオンらしさというのを出しているのかなと。
その中でも形を取るだけではなく、ちゃんとお腹の中にザクIIがいたりだとか、コンセプト=タイトルでもあるジオンの精神という所を守りながらこのシルエットに揃えたのは見事だなと思います。

FAグリーン 込めた思いが伝わってうれしいです。

──ガンプラ歴は。

FAグリーン 小さい頃から作ってたりはしたんですけど、本格的に塗装とか改造を始めたのは、6年~7年ぐらいですかね。

──今回のテーマは何でしたか。

FAグリーン 今回の作品のテーマは、ジオンをテーマにして作りました。理由としては自分は結構ジオンのモビルスーツが好きなので、様々なパーツを使って、ジオンの象徴であるノイエ・ジールを使って作りたいと思い、制作しました。

──今回の作品で一番見てもらいたいところは?

FAグリーン この作品自体が様々なガンプラのパーツを使用したミキシングでの制作で、もとはどのガンプラのパーツなのかなどを見てもらえたらと思います。作品の真ん中にザクがそのまま入っているので、そこも見て頂きたいです。ハンマ・ハンマを一番使いました。全体として何体使ったかは数えていないので分かりません(笑)。

──3年ぶりにイベントが開催されたこと、そこで優勝できた心境などをお聞かせ下さい。

FAグリーン 私も今回が初出場で、今回からU-20という新しい区分けができたので、これはチャンスだと思い参加させていただきました。優勝した率直な思いとしては、とてもうれしいです。ダブル受賞ということで、投票していただいた方々や、審査員に感謝したいと思っています。

──コロナの前後で、ガンプラに取り組む姿勢に変化は?

FAグリーン コロナ以前からガンプラを作っていたんですけれど、コロナによって出かけられないことが多々あったので、制作に取れる時間が増えたのかなと思います。

──最後に、世界大会への意気込みを!

FAグリーン 今回作った作品が世界に通用するか分かりませんですが、この作品に込めた気持ちが世界に伝わって欲しいなと思っています。




OVER 21コースチャンピオン「理想を現実にする力」凜パパさん/40歳


──受賞の感想をお聞かせ下さい。

凜パパ (AUDIENCE賞とのダブル受賞は)光栄の極みでございます。この作品を作るに当たって、1年360日ぐらい,他の作品も手に触れず、ずっとやってきたのですが、私はSNS等で活動していて、日々進捗を日記として上げさせていただいている中、たくさんの方がいいねやRT、コメントを下さいまして、モチベーションを絶やすことなく続けさせていただいたことが今回の結果につながったと、自分の結果以上に皆さんがくれた声援や応援に対して感謝の気持ちを伝えたいと思います。ありがとうございました。

<審査員コメント>
本当に細かいところまでよく作り込まれていると思います。皆さんご存じのキュベレイを題材に作られているんですけれど、カラーリング、表から見ると非常にシンプルに見えるんですけれど、実は後ろ側のバーニヤの部分、ブルーのグラデーションで差し色にされてると思うんですけど、そういった細部にまで気が使われている作品になっています。
全身の外装を二重に成形して、上に重ねてある装甲のデザインというのが素晴らしいですし、フォルム全体はシンプルなんですけど、内部メカが非常に作り込まれていまして、フォルムと内部メカの対比というのが非常に良くできています。
内部メカに円形を積み重ねたような電子加速器みたいなデザインの部品が作られているんですけれど、これとデザインが揃っている、モビルスーツの外側のデザインに配置されている造形物と合わせて、エネルギーの蓄積ができるような、パワーを感じる作品になっています。

凜パパ 自分の好きを形にするのもそうなんですけれど、皆さんの好きってどういうものだろう、自分の好きってどういうものだろう、そのリンクを探すのがとても大変でした。

──ガンプラ歴は。

凜パパ 子供の頃、ですかね。幼稚園、小学生、中学生ぐらいまで親に買ってもらって、パチ組みと呼ばれる、もうハサミとかで切ってただ組むだけ、という経験はもちろんあったんですが、そこで離れて本格的にやり始めたのは4年ぐらい前の話になりますね。

──今回のテーマは何でしたか。

凜パパ タイトル「理想を現実にする力」にもある通り、制作者の私の理想である「GBWCでの優勝を現実にする」ということです。また、私が一番好きなキュベレイという機体を使って「私の目にキュベレイがどのように見えているか。こういう風に見えているから好きなんだよ」というのを伝えるとともに、作中でキュベレイのパイロットは最後亡くなるのですが、仮に「もし一命をとりとめていたら?」というif設定を元に、「ハマーン・カーンが理想を力で行使するために、キュベレイを新たにバージョンアップして建造していたら?」ということをタイトル「理想を現実にする力」というテーマに重複させて込めています。

──今回の作品で一番見てもらいたいところは?

凜パパ 隅から隅まで施された工作はもちろんのこと、遠目で見たときのシルエットバランスおよびディティールのバランスから人を引き込み、近くで見て距離が縮まるごとに遠目では見えなかったような細かなディティールが次々と表情を変えて顔を出してきます。遠近の見方の差、はたまた上部から見たとき、下部から見たときで、ディティールの情報の量をコントロールしているので、左右、上下、遠近どの角度から見ても 新しい発見があり、見飽きないところに重視して作った作品であることを実感しながら見てほしいです。

──3年ぶりにイベントが開催されたこと、そこで優勝できた心境などをお聞かせ下さい。

凜パパ 今回の作品は、中止になった去年度のGBWCに向けて制作していたものだったんですが、途中で延期の告知をされた時に、もともとGBWCという場で優勝、という思いで作っていたものなので、逆に「1年間時間ができた」と切り替えました。本来だったら間に合わなかったようなところまで手を回して、より一層強い、いわば2年分の思いで本年挑ませていただきました。優勝した心境としては、いまだにちょっと実感がわかないというか、浮き足だったような感覚ではいるのですが、やってきて、頑張って良かったなって素直に思います。

──コロナの前後で、ガンプラに取り組む姿勢に変化は?

凜パパ コロナ前からプラモデルの方はさせていただいているんですけれども、コロナ前っていうのは展示会だったり制作会だったり、人と会って直接作品を見せ合って、生の肉声で会話をする時間というのがすごくたくさんあったんです。ですがコロナになってしまってそれら一切ができなくなり、その反面ZOOMというオンラインのリモートというものがすごく盛んになって、コロナ以前よりも直接言葉でやり取りする時間だったりっていうのが、より増えました。それによって生々しい意見の交換がより盛んにできるようになったことと、みなさんがモチベーションを保とう保とうと、SNSで投稿というのがコロナ前より盛んになったことによって、情報のインプットがすごく増えたというのが、私にとってすごくプラスに働いたんではないかな、というのがありました。

──最後に、世界大会への意気込みを!

凜パパ 日本でこのような賞をいただいて、これから日本を代表して世界と戦うわけですけども、ガンプラ発祥の地、ガンダム発祥の地として、やはり日本が世界一になりたい、世界一を取って「日本はやっぱりガンダムの国なんだ」っていうのを世界に見せたいっていう思いがあります。やはりここまで来た以上、世界一を日本から出したいと思います。

☆GUNPLA BUILDERS WORLD CUP 10th TOURNAMENT JAPAN公式サイト>>>  

(C)創通・サンライズ

アニメージュプラス編集部

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