• 『アイの歌声を聴かせて』の原点に触れる吉浦康裕監督トークイベント
  • 『アイの歌声を聴かせて』の原点に触れる吉浦康裕監督トークイベント
2022.08.18

『アイの歌声を聴かせて』の原点に触れる吉浦康裕監督トークイベント

(C)吉浦康裕・BNArts/アイ歌製作委員会


休憩を挟んでの後半戦は、Twitterで募集した質問に吉浦監督が答えていく質疑応答からスタート。独自考察に吉浦監督が思わず唸るような質問もあれば、「制作上の都合」というぶっちゃけ回答が飛び出すなど、ここだけの裏話が目白押しといった状態に。

サウンドトラックについての質問では、ミュージカルという要素が大事だったので洋楽的なセンスでバラエティ豊かな作曲が出来る高橋諒さんが候補に挙がったそうで、イベントで流れた楽曲を聴いたことで、映像と切り離しても素晴らしい楽曲であることを再認識したという。吉浦監督はこれまで同じ作曲家と2度組んだことがなかったが「今後もお仕事をお願い出来れば」と語り、高橋氏との出会いを喜んでいる様子も伺えた。

質疑応答の後はフリートークのコーナーに。吉浦監督はこの時間を楽しみにしていたとのことで「こういう要素があったら無条件で観る映画」というテーマを前もって用意していた。吉浦監督が挙げたそのジャンルは2つで、ひとつは「自立型ロボット(AI)を描いた作品」、そしてもうひとつが吉浦監督曰く「野生のトンデモ映画」。
後者は「トンデモな話を真面目な調子で語る映画」とのことで、その例としてM・ナイト・シャマラン監督『サイン』、クリストファー・ノーラン監督『プレステージ』、ジョセフ・ルーベン監督『フォーガットン』などの個人的な見どころを嬉々としてプレゼン。「もしそういう映画があったら、逆に教えてほしい」と観客にリクエストしていた。

大いに盛り上がったイベントも、遂にエンディングに。最後に感想を訊ねられた吉浦監督は「楽しかったですし、ロフトプラスワンでこっち側(ステージ)にいるのは初めてなので、とても嬉しかったです。今後もこういったイベントをやりたいです。次回作も頑張らなくちゃ(笑)」と改めて観客に感謝の気持ちを表した。「作品を作るのは仕事とかでなくて、もう自分の生き方なので」と今後の活動に関しても意欲的に語る吉浦監督に改めて大きな拍手が送られ、約3時間に渡るイベントは幕を閉じた。
▲最後までイベントを盛り上げてくれた吉浦監督。ありがとうございました!

なお同イベントは8月20日(土)23:59までツイキャスでアーカイブ視聴できる(チケットは20日22:00まで購入可能)。
気になった方はぜひご覧ください。
>>>チケット購入ページ

>>>イベントの様子、『アイ歌』場面カットなどを見る(写真18点)

(C)吉浦康裕・BNArts/アイ歌製作委員会

アニメージュプラス編集部

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