• 『アオアシ』小林親弘と安元洋貴が支えるブレない二人の指導者像
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2022.07.23

『アオアシ』小林親弘と安元洋貴が支えるブレない二人の指導者像

(C)小林有吾・小学館/「アオアシ」製作委員会


──ちなみに、お二人と実際のサッカーの関わりは、どんな感じなんでしょうか。

小林 僕が小学五年生ぐらいの時にJリーグが開幕して、そこからベルマーレとかジュビロが出来たぐらいの10チーム時代に、よく試合を観戦しに行ったりしていました。Jリーグチップスとか買ったり、地元愛知の名古屋グランパスエイトを応援したりして。

安元 (ゲーリー・)リネカーの頃だ、僕もグランパスのファンだったんですよ。ワールドカップ得点王なのに全然リネカーが点獲らなくて(笑)。じゃあ。ゴールキーパー伊藤(裕二)、右サイドバック飯島(寿久)の頃ですね。まだ平野(孝)が新人とか。

小林 そうそう、メッチャ詳しいね(笑)。そこら辺がちょうどドンピシャで、まだグランパスは全然弱かったけど、よく試合を観に行っていましたね。
そんなブームもあってか学校にサッカー部が新設されて。僕も小学校6年生までの3年間はサッカーをやってましたし、ビスマルク選手が好きだったので、ゴール決めたら祈るっていうあのポーズなんかも真似してやってました(笑)。

安元 昔は海外のサッカーを知れる番組って、テレビ東京系列の『ダイヤモンドサッカー』ぐらいしかなかったんです。そこで見たオランダトリオ……ファン・バステン、(ラフランク・)ライカールト、ルート・フリットがすごくカッコ良くて、そこからACミランがすごい好きになりました。
その後2005年のUEFAチャンピオンズリーグ決勝を観たんですが、3-0をひっくり返してPK戦で勝った「イスタンブールの奇跡」があまりに熱すぎて。ウクライナの(アンドリー・)シェフチェンコ……シェバが好きで、シェバがPK戦で止められて試合は負けちゃうんですが、そこにドラマを感じたりもして。そこからはリヴァプールFCを応援するようにもなりました。

さらに「キャプテンってこうなんだ」って感じさせてくれたスティーヴン・ジェラードから中盤にデンと構える選手をチェックするようになり、チェルシーの(フランク・)ランパード、さらにドイツ代表も好きなんですがミヒャエル・バラックとかも好きになりました。
日本人選手ではレアル・マドリードBチームにいる中井(卓大)君ですね。「ピピ(泣き虫)」ってあだ名なんですが、ユースで頑張ってまして。いつかすごい選手になると思って観ています。

──安元さんのサッカー愛は本物ですね! 本作は第2クールが開幕して、物語も怒濤の展開が続いていくことになります。ぜひ放送を楽しみにしているファンの皆さんにメッセージをお願いします。

小林 第2クールの1話目から、物語は非常に大きな転換点を迎えることになりました。ホントに「今まで何だったの?」ってくらいに展開がガラッと変わっていきますので、観ている皆さんもビックリしたのではと思います。
ここからはさらに「サッカーってこんな見方もあったんだ」という驚きや面白さを深く広く感じてもらえる内容になっていきますので、ぜひ注目して観ていただけたらと思います。

安元 第2クールが始まってすぐに、ある意味絶望のようなものをアシトは突きつけられることになりました。でもアシトがそれに耐えて奮起し、新たな気付きを得ることで再びサッカーを楽しみ始めることが出来ると、福田と伊達は信じているんだと思うんです。
一見マイナスからのスタートに見えるかもしれませんが、この後でどんどんプラスに向かっていくようなお話になっていきますので、これからも放送を楽しみにしていただけたら嬉しいです。

小林親弘(こばやし ちかひろ)
9月5日生まれ。演劇集団 円所属。主な出演作は『イエスタデイをうたって』(魚住陸生)、『ゴールデンカムイ』(杉元佐一)、『BEASTARS』(レゴ)、『転生したらスライムだった件』(ランガ)、『擾乱 THE PRINCESS OF SNOW AND BLOOD』(葛原仁)、『魔王城でおやすみ』(レッドシベリアン・改)ほか。

安元洋貴(やすもと ひろき)
3月16日生まれ。シグマ・セブン所属。主な出演作は『KICK&SLIDE』(フィレレ役)、『マジカパーティ』(ワニスケ役)、『賢者の弟子を名乗る賢者』(アスバル)、『憂国のモリアーティ』(マイクロフト・ホームズ)、『ヴィンランド・サガ』(ビョルン)、『鬼灯の冷徹』(鬼灯役)、『メガロボクス』(勇利役)ほか。

>>>苦悩するアシト、福田&伊達たちを描く『アオアシ』場面カットを見る(写真16点)

(C)小林有吾・小学館/「アオアシ」製作委員会

アニメージュプラス編集部

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