• 『となりのトトロ』ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーが世界初の舞台化!
  • 『となりのトトロ』ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーが世界初の舞台化!
2022.04.27

『となりのトトロ』ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーが世界初の舞台化!

(C) Studio Ghibli

宮崎駿監督のアニメーション映画『となりのトトロ』が、イギリスの名門演劇カンパニー、ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー(RSC)によって初めて舞台化されることが決定。2022年10月からロンドンのバービカン劇場で上演となる。

『となりのトトロ』は、1988年公開、宮崎駿監督のアニメーション映画。病気の治療で病院にいる母親の近くに住むため、郊外へ引っ越してきたサツキ、メイの姉妹が森で出会った不思議ないきものトトロとの交流を描く物語。
幼い姉妹と美しい日本の自然、そして奇妙ないきものたちとの交流を描き、幅広い世代に支持され続けているファンタジーだ。

そしてロイヤル・シェイクスピア・カンパニーは、シェイクスピア生誕の地、英のストラットフォード・アポン・エイボンを拠点とする英国の代表的な演劇カンパニー。パトロンをエリザベス女王、理事長をチャールズ皇太子が務めている。
その長い歴史を通してクオリティーの高い舞台作りで知られているRSCは、シェイクスピア作品のほか、現存の劇作家による新作の上演や、演劇プロデューサーのキャメロン・マッキントッシュの共同製作したヒット作品『レ・ミゼラブル』や『マチルダ・ザ・ミュージカル』など、世界中で愛される良質な作品を産み続けている。

この度の舞台化は、映画で音楽を手掛けた作曲家の久石譲が舞台化を提案し、宮崎駿監督がこれを快諾したことで始まったプロジェクト。久石譲がエグゼクティブ・プロデューサーを務める。

舞台は、以前から『となりのトトロ』の舞台化を熱望していたRSCが制作。
演出は『アクナーテン』でローレンス・オリヴィエ賞を受賞するなど、数々のオペラ作品を手掛けてきたフェリム・マクダーモット、脚本は書き下ろし作品『オッペンハイマー』でRSCが世に送り出した注目の若手脚本家のトム・モートン=スミスが手掛ける。
また、フェリム・マクダーモットが主宰するカンパニー、インプロバブルが制作協力し、RSCと日本テレビが共同製作する。

久石譲は舞台化にあたり「この作品に本当の意味で普遍性があるなら――僕はあると思っていますが――まったく違うカルチャーで育った人たちが違う言語でやっても、きっと世界中の人に伝わるはずです」とコメント。

また、題字も手掛けたスタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーは「果たしてどうやってトトロと出会えるのか。とても楽しみにしています」と期待を寄せている。

演出のフェリム・マクダーモットは「美しい音楽とともに、舞台にします。パペット、役者とともに、命を吹き込みます」と意気込みを語っている。

世界的な作曲家である久石譲のもと、世界最高峰の演劇カンパニーRSCが『となりのトトロ』をどう表現するのか、世界中が期待する本作に注目だ。

>>>メインビジュアルほかを見る(写真2点)

(C) Studio Ghibli

アニメージュプラス編集部

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