• 『神クズ☆アイドル』今井文也・東山奈央・堀江瞬が語り尽くす!座談会インタビュー
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2022.03.23

『神クズ☆アイドル』今井文也・東山奈央・堀江瞬が語り尽くす!座談会インタビュー

(C)いそふらぼん肘樹・一迅社/「神クズ☆アイドル」製作委員会


◆今井文也・東山奈央・堀江瞬オフィシャル座談会

――まずは原作を読んだときの印象をお聞かせください。

堀江 普通のアイドルものとは一線を画した作品だと感じました。アイドルたちの葛藤や展望だけで完結するのではなく、それを取り巻く人々……オタクの人たちや会社の社長など、いろいろな人の力に支えられながら、三人がアイドルとして頑張っていくお話が、すごく斬新だなと思いました。

今井 僕もオタク気質なところがありますので、作中に登場するオタクの方々の反応に共感できるところがいっぱいあるなと感じました。アイドルに限らず、推しがいる方々はすごく共感できる作品だと思います。
それと、この仁淀くんという役をいただいたとき、「今井くんに合っているキャラクターだね」と事務所の方から言われまして。僕も仁淀くんのように力の抜けた面があることを、見抜かれているんだなぁと……。

堀江 クズだと見抜かれているってこと(笑)?

今井 クズとは言われていないです(笑)! そういう共感するところや共通する部分が多くあったので、演じるのがすごく楽しみでした。

東山 私はオーディションの資料として原作を読ませていただいたのですが、仕事の資料ということを忘れて没頭してしまうくらい面白くて! 漫画という紙媒体でありながらも、会話劇のポンポンっと弾んでいるテンポ感が手に取るように伝わってくるんですよ。これはアニメにしたときに面白い化学反応が起きるに違いない! と、とてもワクワクしました。

堀江 それにオタクの人たちの描写があることで、僕自身も少なからず他人事じゃないような気持ちにさせられたと言いますか。僕はアイドルではないですけれども、声優という仕事するにあたって、僕の活動を応援してくださっている方の中にも、もしかしたら河川敷さんたちみたいな人もいるのかなと考えると、改めて真摯に気持ちを持っていこうと思うようになりました。

東山 オタクの人たちの飲み会での会話、楽しいですよね。とくに彼女たちのものの例え方がすごく好き!

堀江 原作のいそふらぼん肘樹先生自身も、きっと何かしらの推しがいるような気がします。そうじゃないと、あのオタクの「あるある!」という感じってなかなか出せないんじゃないかな。

東山 先生がコメントで、「何かを応援する人が好きです。それはアイドルを応援するアイドルかもしれないし、ファンの何気ない暮らしを応援するアイドルの存在かもしれない」と書かれていて。実際に先生が誰かを推しているのかもしれないし、推している人を見て、そこから輸入しているものがあるのかもしれませんね。とにかく、好きな気持ちがいかんなく発揮されている作品だと思います。

――原作でとくに面白いなと感じたポイントやエピソードをお教えください。

堀江 僕自身もオタクなので、やっぱりオタクたちの居酒屋のシーンが刺さりますね。あまりにもミーハーすぎるのもよくないと思って、最近はオタク心を隠してはいるんですけれど……。

今井 隠していたんですね(笑)。

堀江 一応ね(笑)。それでも、奥底に眠るオタク魂がメラメラと燃えている身からすると、やっぱりオタクたちの居酒屋のシーンはめちゃくちゃほっこりします。アニメでも何回か居酒屋のシーンが出てくるんですけれど、そのシーンが流れるたびに、心のオアシスにたどり着いたような気がしました。

今井 アサヒちゃんが仁淀の中に入ってくる表現を、仁淀は「ニュルっとうどんが身体の中に入ってくるみたい」と例えるんですよ。そこが演じていて楽しかったですね。表現が仁淀らしいし、このワードを考えた先生が素晴らしいなと思いました。

東山 私も、そこはナチュラルにうどん扱いされたなって思いました(笑)。私はアサヒの幽霊ジョークが好きですね!

今井堀江 (笑)

東山 「私今生きてるんだなって思えて……あっいや死んでるんですけど!!」みたいな、死の影を感じさせないアサヒちゃんの面白さ、たくましさが大好きです。

今井 コロナ対策で収録中はお互いの顔が見えないように区切られていたんですけれど、幽霊ジョークを言っている東山さんの表情がありありと浮かぶというか(笑)。だからそこはすごくツッコミやすかったですね。

(C)いそふらぼん肘樹・一迅社/「神クズ☆アイドル」製作委員会

アニメージュプラス編集部

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