• angelaが『蒼穹のファフナー』と歩んだ楽曲制作17年の思い
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2021.12.03

angelaが『蒼穹のファフナー』と歩んだ楽曲制作17年の思い

angela(左:atsuko、右:KATSU)が長きにわたる『蒼穹のファフナー 』の仕事を振り返る!


――atsukoさんはいかがですか。

atsuko そうですね……『RIGHT OF LEFT』の『果て無きモノローグ』とか好きです。歌詞の内容が、実家がなくなってしまった私の故郷とリンクしたりして心に残っています。あと『EXODUS』の『その時、蒼穹へ』。あれは歌詞と曲が一緒に出来たんですが、そういう曲って力があるんですよね。でも、能戸監督はこの曲のタイトルを『飛べ!ファフナー』と勝手に覚えていたという(笑)。そういう印象を与えたという意味でも思い出深いです。

――歌詞に引っ張られ過ぎですよね(笑)。

KATSU あと僕は『THE BEYOND』で言えば、『過ぎ去りし日よ』が意外に好きですね。『ファフナ―』が終わるという寂しさの中で作ったので印象が強いんですよ。

atsuko 『Proof』も好きかな。何であの時期の私にあの曲が書けたのか、未だにわからない……。

KATSU angela的には『Separation』より強い1曲ですね。

atsuko 『ファフナー』パワーなんでしょうか、生まれて死にゆく者の心理が見事に書けていて、自分でも凄いなと思える(笑)。不思議な曲ですね。

KATSU 一度島民のみんなにアンケート取りたいんですよ、『イグジスト』と『DEAD OR ALIVE』どっちが好きか訊きたいっていう。

atsuko 何それ?

KATSU いや、どっちが好きかと言えば、多分『イグジスト』な気がするんだけど、俺としては「ちょっと『DEAD OR ALIVE』の評価が低すぎないかい?」という思いがあって。

atsuko そうかな?

――そもそも何がソースなんですか、その評価の話は(笑)。新曲を出すたびに島民から高い評価を受けているじゃないですか。

atsuko おかげさまでディスられることも少なく……本当にありがとうございます。

――さて最後になりますが、12月28日には『蒼穹のファフナー FINAL Fes in パシフィコ横浜』Day2『angela LIVE -蒼穹作戦-』が開催されます

atsuko 11年前にも「全曲ライブ」をやっているんですが、その時は実は曲が足らなくてアンコールでは別の曲をやるという状況だったんです。ところが今回は逆に曲が多くなっているので、どの曲をやるのかという選考の段階で揉めているという(笑)。『ファフナー』の曲だけでやる久しぶりの有観客ライブなだけでなく、今回は映像もかなり使わせて頂けるということで、あの名シーンにこの曲を! という仕掛けも楽しみにしていただけると。

――おおっ、これはとんでもないことになりそうですね!

atsuko あと、できるだけ笑いを入れずに頑張りたいと思います(笑)。MCを挟まず、島民の皆さんが『ファフナー』の世界に浸れるようにしたいので……。

――では最後に、この記事を読んでいる皆さんにメッセージをお願い致します。

atsuko 『ファフナー』は私たちをangelaにしてくれた作品です。これまで数々の痛みを乗り越えて楽曲を作ってきましたが、それを受け入れて頂いたことでさらなる意欲を戴いてきました。今回『ファフナー』は最終章となりますが、我々はこれからも『ファフナー』の楽曲を歌い続けていきます。作品と共に過ごした宝物のような時間を抱きしめて、これからも力強く人生を歩んでいきましょう!

KATSU 17年間という長い時間を過ごしただけに『蒼穹のファフナー』とangelaは特別な関係だと思っています。「『ファフナー』の楽曲はアニソンじゃなくファフソンだ」と言ってきたし、ここで終わってしまうことはファンの皆さん同様にショックですが、12月28日のフェスの時に「『ファフナー』の楽曲がangelaで良かった」と言ってもらえるライブをやれる自信があります。皆さんと一緒に『ファフナー』を見送りたいと思いますので、どうぞ宜しくお願い致します!

>>>『蒼穹のファフナー THE BEYOND』キービジュアル、配信シングルジャケットを見る(写真3点)

アニメージュプラス編集部

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