• 歌い方は全て変えた。佐藤ミキが初の映画主題歌『東雲の空』を語る
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2021.11.04

歌い方は全て変えた。佐藤ミキが初の映画主題歌『東雲の空』を語る

佐藤ミキさん


――MVも曲と映画の雰囲気に合った素敵なものですよね。

佐藤 映画と同じ(穐山茉由)監督に、映画と同じ場所で録っていただいたんです。映画を先に観てからのMV撮影だったので、映画で観た場所に自分がいるという初めての体験が凄く印象深くって! 同じ場所で録っているということもあって、何となく隣に(映画の登場人物である)美玲やまりりん、アンディがいるような、自分が4人目の主人公になったような気持ちになれました。

――映画の中に入り込んだ感じだったんですね。衣装はどんなイメージで?

佐藤 『東雲の空』に合わせて、空をイメージした青いロングワンピースを着ました。

――撮影で特に思い出に残っているできごとはありますか?

佐藤 外で紙吹雪を使って撮影したところですね。私が紙吹雪の中をくるくる回っているシーンなのですが、スタッフの皆さんが猛ダッシュで私の周りを回りながら紙吹雪を撒いてくれているんです。それが凄く大変そうなんですが、1回で上手くいかず、紙吹雪を集め直してもう一回撮影したのが、凄く印象に残っています。

――スタッフさんの頑張りにも注目して欲しいシーンなんですね。さて、昨年12月にメジャーデビューされて、もうすぐ1年が経ちます。この1年はいかがでしたか?

佐藤 この1年は、コロナ禍でありながらもたくさんの経験をさせていただいたなと思っています。武道館で歌わせていただいたり、アニメや映画のタイアップを担当させていただけたり、初めてのワンマンライブも開催することができました。色々な経験をさせてもらって、もっと表現力やパフォーマンスを磨きたい、人としてもっと魅力のある人間になりたいと、もっともっとという気持ちがすごく湧いた1年になったなと思います。初めてのことがたくさんあった分、足りない部分や課題も見つかった、成長したいなという気持ちが強くなった1年でした。

――周囲の反応で印象的だったことはありますか?

佐藤 何人かの友達から、お店の床や壁の動画が送られてきました。というのも、私の曲が有線で流れているのに気付いて、咄嗟にその音を録ってくれたみたいで(笑)。他にも、「このアニメの曲ってミキが歌っているの?」って連絡をもらったり。連絡をくれた子は、親御さんが「これってあのミキちゃんじゃない?」って私の曲に気付いてくれたみたいで(笑)。

――親子の会話のきっかけにもなったんですね(笑)。佐藤さんは通常のリリース活動以外にも、公式のYouTubeチャンネルでカバー企画もされていますが、これはどういった経緯で?

佐藤 『名もない花』の収録曲としてカバーに挑戦させていただいたことをきっかけに、もっと色々なカバー曲を歌ってみたいなと思い、スタッフさんに相談しました。選曲に関しては色々と歌ってみたものを聴いていただいて、決めています。

――カバーしている曲は『けんかをやめて』や『サボテンの花』などちょっと懐かしい曲が多いですよね?

佐藤 私がこれまでにリリースしてきた曲に対して、YouTubeのコメントやDMなどで「ノスタルジー」とか「懐かしい感じがする」とか言われることが多くて……。それも私の特徴なのかなと思い、せっかくならちょっと昔の曲にしようと選んでいます。編曲もノスタルジックな感じで、メローだったり、チルな感じにしてもらっていますね。

――これからもカバーは続けて?

佐藤 はい! いつかまとめてカバー集も出せたりすると良いですよね。

――それは凄く楽しみです。色々なことに挑戦されてきたこの1年を一言で表すとするとしたら、何でしょう? 

佐藤 うーん……。一言……。あ! 「蕾」ですかね。デビューで芽が出て、この1年で茎を伸ばしてきたので、これからちゃんと咲かせたいと思います。前の自分より少しでも成長できるように努力することが大事だと思うので、頑張ります。

アニメージュプラス編集部

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