「キャラクターに生命を吹き込む」コーナーでは、タッチパネルを使ってアーヤの表情を自由に作ることができる体験スペースが。指ひとつで髪や眉を上げたり唇を曲げたり、福笑いのような楽しみ方ができる。


「小道具をデザインする」コーナーは、本編に登場する様々なアイテムがギッシリと掲載されている。瓶のラベルから壁紙、マンドレークの読んでいる新聞を掲示。アーヤたちの食べる料理も、実際に作って
3Dデータ化しているのだ。

「舞台をデザインする」コーナーは、『アーヤ』の美術設定をまとめて紹介。およそ1年を費やして作られたという魔女の作業部屋の美術ボードが圧巻の存在感を放つ。

ライティングの説明は、何と場面そっくりのジオラマを作成して設置。実際に光を当てて、どのような効果・見え方になるのかがよくわかる。


本展示を通して感じるのは、たくさんのスタッフがどこまでも3DCGにこだわり抜いた作業の末に生み出された『アーヤと魔女』は、道具や制作システムは変わっても、紛れもなくスタジオジブリ作品である、ということだ。新たなジブリの可能性を追求した映画本編をさらに楽しむためにも、本展示へぜひ足を運んでもらいたい。
>>>「アーヤと魔女」展の見どころ満載の展示内容を見る(写真20点)(
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2020 NHK,
NEP,
Studio Ghibri
(
C)
Museo d'Arte Ghibli