ヒーローとは憧れられる存在――今回、ヒーローを演じることになりましたが、櫻井さんの中での「ヒーロー」とは。
櫻井 憧れられる存在です。自分を差し置いて、周りを見渡して困っている人を助けるのがヒーローなのかなと思います。
――子どもの頃によく見ていたヒーロー、憧れたヒーローは誰ですか。
櫻井 『仮面ライダーフォーゼ』です。仮面ライダーシリーズは『フォーゼ』より前、『仮面ライダーカブト』の頃から見ていたと思いますが、一番印象に残っているのは「宇宙キターーー!」ですね。
――おもちゃを買ってもらった思い出は。
櫻井 あります。変身ベルトは大体持っていました。僕は弟がいるんですが、弟とごっこ遊びしていましたね。あとは『ポケモン』とかもありましたね。仲が良かったので弟と遊ぶことが多かったです。
――一番好きな変身ベルトはなんですか。
櫻井 『カブト』に出ていた仮面ライダーの、トンボみたいなピストルの変身アイテム(仮面ライダードレイクのドレイクゼクター)です。いつもそれでごっこ遊びしていました。
――好きなアニメ作品はありますか。
櫻井 アニメは今まで全く興味なかったのですが、自粛期間からちょっと見るようになったんです。家で時間があるときにちょっと見てみようかなという気持ちになりました。
そうしたら面白くて。例えば『鬼滅の刃』だったり、あとは『SAO』だったり『炎炎ノ消防隊』とか。戦う系の作品を結構見ていました。
――そういう作品から参考にしていることなどはありますか。
櫻井 格好いい台詞が多いので、「〇〇だぜ!」とか、言い回しとかは参考にさせてもらっています
――変身シークエンスの撮影はいかがでしたか。
■マイティコウZの変身シークエンスに関してはこちらから
櫻井 撮っているときはこうなるってわかっていない状態で、どうなるんだろうっていう気持ちでしたが、完成した映像を初めて観た時は、クオリティがすごすぎて、本当にヒーローみたいじゃないですか。すごい映像になっていてびっくりしました。
――まさに特撮っていう感じですね。
櫻井 この映像の雰囲気のまま、ヒーロー作品としてドラマを作ってみたいです。
(ここでプロデューサーから)
P 演者が櫻井くんに決まり、素晴らしいスーツも出来たのだから、映像がショボかったらダメだろうと、スタッフみんながノッているんですよ。このためのテーマ曲も作ったし。
後は歌うだけだね。
櫻井 えっ! マイティコウZの歌を歌うっていうことですか。
P テーマ曲に歌詞をつけるので。頑張って歌って。
櫻井 わかりました!
――突然大変なことが決まったようですが、歌はどうですか。
櫻井 頑張ります。頑張るしかないですよね。
P オーディションのときに「僕、歌には自信があります!」って自信満々だったので、期待して聞いてみたら……。
櫻井 そうなんです(笑)。でもあのときは、心臓が飛び出るくらい緊張していていたので、声を出す以前の問題でした。あのときはやらかしたなって思ったんですけれど、逆に爪痕を残せたかもってポジティブに捉えました。
――緊張しなければ、上手なんですね。
櫻井 ちょっと盛ってます(笑)。オーディションでは、強気でいくしかないなって思っていましたが、ダメでしたね(笑)。でも今、レッスンも受けているので、努力してうまくなれるよう、頑張ります!
――歌まで歌うと、まさにヒーローですね! 最後にファンの皆さんと子どもたちにメッセージをお願いします。
櫻井 『おはスタ』のヒーローとして、おはトモや、小さな子どもたちから憧れられるようなヒーローになっていけるように頑張っていきたいと思います。『おはスタ』って子どもだけじゃなく大人も見ていただいていると思うので、大人が見ても面白い部分も作っていきたいです。そして、子どもたちが自然と「Z」ポーズをやってくれるようになってほしいと思うので、頑張っていきたいと思います
――街で偶然見かけたりしたら嬉しいですね。
櫻井 そうですね。「Z」ってやってるのを見かけたらそれこそニヤけます(笑)。
――これからも頑張ってください。
櫻井 頑張ります。ありがとうございます。
Profile
櫻井佑樹(さくらい・ゆうき)
2002年5月29日生まれ、神奈川県出身。エンターテイナーを育成するEXPG STUDIO TOKYOにてダンス・ボーカル・演技などを学ぶ。2020年10月5日より、『おはスタ』にてマイティコウZ/マキ・コウタ役でレギュラー出演している。
横浜F・マリノスジュニアユース、三菱養和SCユースも在籍していた経験があり、
神奈川県国体、全国大会に4回出場.