• 【逃げ上手の若君】結川あさきと矢野妃菜喜が語る!こだわりの収録
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2024.07.08

【逃げ上手の若君】結川あさきと矢野妃菜喜が語る!こだわりの収録

(C)松井優征/集英社・逃げ上手の若君製作委員会

『魔人探偵脳噛ネウロ』『暗殺教室』の松井優征が「週刊少年ジャンプ」で好評連載中の歴史スペクタクル『逃げ上手の若君』がTVアニメ化! 鎌倉幕府滅亡から始まる一人の少年の冒険譚がついに開幕する。今回は北条時行を演じる結川あさきと、諏訪大社の巫女で時行を支える優秀な執事・雫役を演じる矢野妃菜喜に、この作品の魅力や演じてみての感想などを語ってもらった。

――オーディションのときのようすからお聞かせください。
結川 実は『逃げ上手の若君』が、私にとって初めてのスタジオ・オーディションだったんです。すごく緊張しながらも、とにかく必死に自分が出せるものを出し切ろうと思いながら時行を演じさせてもらいました。

矢野 珍しいなって思ったのは、スタジオ・オーディションが掛け合いだったんですよ。

結川 そうなんです。私はコロナ禍以降にこの業界に入ったこともあって、大人数で収録をする経験をしたことがなかったんです。ガッツリ皆さんと一緒にお芝居が出来たのはすごく楽しかったのですが、初挑戦ということもあって上手く掛け合いが出来なくて。音響監督の藤田さんから何度も「もっと!」と言われては「はい!」と応えるといった演技と指導のキャッチボールをしながらのオーディションとなりました。

矢野 本当に藤田さんのこだわりを感じました。私はちょっと幼めなキャラクターとして雫を作ってオーディションに臨んだんですけど、「もっと大人っぽくていい」とディレクションを受けました。ちょうど同じ時期に舞台の本番中で、そのときにやっていた役がおしとやかな子だったんです。その子の幼少期をイメージすればピッタリかもと閃いて、イメージを重ねながら雫を演じさせてもらいました。

――実際に出演が決まったときはどう思われましたか?
結川 「時行役が決まりました」という瞬間をムービーで撮影されるサプライズな演出があったんです。でも初メイク、初カメラマン撮影、初のオーディション合格報告と初めて尽くしで混乱してしまい、そこではあまり実感が湧かずにいました。でも帰宅途中にだんだん合格の喜びがあふれてきて、涙を流しながらマネージャーさんに「とにかく頑張ります」と伝えたことはよく憶えています。

矢野 私は事務所で聞いたんですけど、原作コミックが召喚されていて、それに気を取られてしまい、しばらくの間「雫役が決まりました」って書いてある紙を見逃してしまうというハプニングがありました(笑)。雫役が決まったと知ったときはすごく嬉しかったです。それと同時にジャンプ連載中の松井先生が描かれている大人気作品、さらに雫のような淡々とした幼い感じの役は初挑戦ということで、ちゃんと演じていけるのか不安な気持ちもありました。

――原作コミックを読んだときに感じた作品の魅力を教えてください。
結川 『暗殺教室』が大好きだったこともあって、全然方向性が違う「松井先生が描かれた歴史もの」ということにビックリしました。実際読んで見たらメチャメチャ面白くて。ギャグ満載の松井先生節がすごく上手に歴史上の人物たちの中に組み込まれていたりして、改めて松井先生のすごさを目の当たりにした衝撃がありました。

矢野 私は歴史ものにちょっと苦手意識があったんですけど、メチャクチャ読みやすくて。「この後どうなるんだろう?」って続きがすごく気になる作品だったので、アニメになったらどうなるのかな……と、ワクワク感がすごく高まっていきました。

――お二人が演じている時行と雫はどんな印象がありますか?
結川 時行は鎌倉幕府の執権・北条高時の息子で後継者という身分の高い男の子です。争いごとを好まない優しい性格ではあるんですが、一番の特徴は「逃げる」ということに喜びを見いだしているキャラクターってところですかね。その見事なまでの逃げっぷりもすごいんですが、興奮で顔を赤くしながら楽しそうに逃げる時行の表情がすごく可愛かったりするんですよ。それがどうアニメで描かれていくのか、ぜひ注目してもらいたいポイントです。

矢野 雫は見た目の可愛らしさだけでなく、不思議でミステリアスな雰囲気のある子です。時行に負けず劣らず変態チックなところもあったりするのが、松井先生のキャラっぽいなって(笑)。そこもまた雫の魅力だと思っています。
(C)松井優征/集英社・逃げ上手の若君製作委員会

アニメージュプラス編集部

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