• 今も変わらぬ『ゴーオンジャー』愛! 古原靖久が語る『ブンブンジャー』コラボ裏話
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2024.05.19

今も変わらぬ『ゴーオンジャー』愛! 古原靖久が語る『ブンブンジャー』コラボ裏話

ゴーオンレッド/江角走輔役の古原靖久さん 撮影/山本一人



◆撮影で感じた渡辺監督と福沢さんの愛◆

――第12話で、渡辺監督らしさを感じた演出はどこですか?

古原 オーコメでも話した、気づきで「っ!?」って息の芝居を入れるところがそうですし、変身アイテムのゴーフォンを出すときもこだわりがあって。僕が変身シーンでアドリブを入れようとしたら、「走輔、それは違う」「やっていなかったでしょ?」と言われました(笑)。渡辺監督の演出だと、僕や『百獣戦隊ガオレンジャー』で玉山鉄二さん(ガオシルバー/大神月麿役)がやっていた、ナパーム爆破の中で走るのがすごく好きなんですけど、今回はそれがなくて! 悔しかった~!!

――戦っていた場所が思いっきり街中でしたからね(笑)。個人的にはマスクの奥の目のアップカットが入ったことも、渡辺監督らしさを感じました。

古原 僕的には本当は、メットオフした姿で戦いたいと思っていたんです。走輔って、劇場版(『炎神戦隊ゴーオンジャー BUNBUN! BANBAN! 劇場BANG!!』)で魔姫と戦うときとか、結構メットオフ状態で戦うシーンがありましたし。今回はいろいろ事情があってできなかったのが、ちょっと残念でした。

――でも、メットオフ状態でブンブンジャーと話すラストのシーンは、ファンも嬉しい場面だったのではないかと。

古原 ですよね! しょっちゅうマスクを取っている戦隊って、歴代の中でも僕たちくらいだと思うんですよ。そんな『ゴーオンジャー』の特徴を最大限に活かして、『ブンブンジャー』の中に入れていくのが、すごい上手だと感じました。さすが監督!(拍手)



――福沢さん演じるゴーオンレッドの登場シーンで、思い入れのある場面は?

古原 剣(ロードサーベル)を持って走るシーンは、当時のゴーオンレッドそのものでしたね。福さん(福沢博文さん)は「久々に走ったよ」と言っていましたけど、超カッコよかったです。あとは、やっぱりこれ(伸ばした人差し指と中指を振るポーズ)! 走輔は僕と福さんが二人三脚で作ったキャラクターで。親指で鼻を擦る仕草は、当時僕が「やりたい」と言って、さっき話したポーズは逆に福さんから「だったら、これはどう?」と提案してもらったんです。オーコメで福さんが「やっていくと思い出す」と言っていたんですが、それがめちゃくちゃ嬉しくて。渡辺監督も福さんも、その後もたくさんの作品をやっているのに、16年前のことを覚えていてくれるなんて、本当に愛がすごいなと感じました。16年も経ったら、僕がやったことが正解になっちゃうところもあるんです。だけど、変身シーンのときみたいに当時のことをちゃんと覚えていて、アドリブを止められるっていうのは、愛なんですよね。みんなが『ゴーオンジャー』に、そして『ブンブンジャー』に愛を持ってやっていると感じた現場でした。

――ブンブンジャーキャストの皆さんの印象はいかがでしたか?

古原 チームワークがめちゃくちゃ良くて、とにかくみんないい子すぎましたね! 多分これからブンブンジャーにも、追加戦士が出てくると思うんですよね。「追加戦士は仲間に入りづらい」ってみんな言っているんですが、ブンブンジャーは僕のことも優しく迎え入れてくれたから、今年は入りやすいんじゃないかな。印象的だったのは、大也と(井内)悠陽くんが真逆なくらい違っていたことで。普段はくしゃっと笑ったりするし、みんなも言っていたけどちょっとワンコっぽいというか、とにかくかわいらしいんですよ、彼。年齢が今の僕の半分くらいだと聞いて、ビックリしました(笑)。最後のシーンは悠陽くんと一緒に現場で相談しながらやっていて。僕の台本通り……じゃない(笑)、アドリブの受け入れ態勢を作ってくれていて、すごくやりやすかったし、楽しく撮影させていただきました!



(C)テレビ朝日・東映AG・東映

アニメージュプラス編集部

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