• 【黒執事 -寄宿学校編-】小野大輔と坂本真綾が演じながら感じた「懐かしさ」と「新しさ」
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2024.04.14

【黒執事 -寄宿学校編-】小野大輔と坂本真綾が演じながら感じた「懐かしさ」と「新しさ」

セバスチャンとシエルが活躍する新たな舞台は寄宿学校 (C)Yana Toboso/SQUARE ENIX,Project Black Butler


――久々に『黒執事』の収録を行った際の印象はいかがでしたか。

坂本 難しかったですね。特に今回は従来のシエルとは違う、思いっきり叫んだり笑ったりというシーンが多かったので、男の子らしい声をキープしながら表現するのが大変でした。
ときには上手くいかず何度か録り直しもさせてもらったシーンもあって、新キャラで今作から参加している若いキャストの子たちの前では少し不甲斐なかったですね……。

小野 そんなことないない(笑)。でも、彼らも普段の真綾ちゃんとの違いに驚いたかもしれない。クールに見える真綾ちゃんのエモーショナルな部分が見られる収録現場になりましたから。

――共演者の方のお話もお聞きしたいです。今作には新キャラクターとして4人の監督生「P4(プリーフェクト・フォー)」が登場します。

小野 いいキャラクターですよね。四者四様に全く違う魅力を持っていて、そこに乗るキャストの皆さんの演技も素晴らしかったです。ただのイケメンとしてではなく、きちんと個人の魅力を引き立てるような演技だと感じました。おかげで各々のキャラクターがより引き立っています。

坂本 彼らの演技によって「P4」のキャラクターが立体的になったように思いますね。どのキャラクターもイケメンなので、ぶっちゃけ極端な言い方をすれば「声が良ければOK!」みたいな捉え方もできちゃうと思うんですよ。でも彼らはみんな声の魅力だけでなく、それぞれがキャラクターの内面を表現するために独創的に演じていて、本当にすごいなと思いました。結果として、アニメならではの魅力がそこに生まれたと思います。

――4人の中で特に気になるキャラクターはいますか?

小野 エドガーですね。演じている渡部俊樹くんにも興味津々ですよ。すごくキャラクターが立っていて……。

坂本 そうそう、初登場時からインパクトが強くて、キャラクターが確立され過ぎていましたね(笑)。

――物語後半には『黒執事』お馴染みの面々も登場していきます。

小野 あれは嬉しかったですね。開始当初の気持ちに戻れたような感覚を味わえて。思わず懐かしさを感じずにはいられませんでした。

坂本 今作は舞台が寄宿学校ということもあって、お馴染みのキャラクターは登場しないかと思っていたので。でも、気づけば自然な流れで顔馴染みがどんどん増えていって……昔からのファンにはたまらないものがあると思いました。

小野 彼らの存在は僕らにとっても精神安定剤になっているよね。馴染みのキャストの声を聞くとホッとする。改めて『黒執事』はみんなで作っている作品だと感じました。

――では最後に、お二人にとって『黒執事』はどんな作品でしょうか。

小野 代表作を聞かれた時、すぐに思いつくのが本作です。自分の人生を変えてくれた作品だと思っています。

坂本 アニメのお仕事に現在進行形で関わらせていただく中で、「『黒執事』、観ていました」と言われることがとても多いんですよ。そこに演じるに当たって苦労した思い入れも加わって、私にとっても愛着ある作品になっています。もし願いが叶うなら、この先もアニメを作り続けてほしいし、シエルを演じ続けたいです。

小野 「当時より良いお芝居が出来るはず!」って今なら思えるしね。

坂本 15年前は収録の度に自分の力不足に直面して「早く終わってくれ……」と思っていたのにね。私も成長しました(笑)。

>>>アニメ『黒執事 -寄宿学校編-』で活躍するセバスチャン、シエル、「P4」メンバーを見る(写真15点)

(C)Yana Toboso/SQUARE ENIX,Project Black Butler

アニメージュプラス編集部

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