• 【ゆるキャン△】原紗友里・豊崎愛生・高橋李依が目指した「これまでどおり」の優しい世界
  • 【ゆるキャン△】原紗友里・豊崎愛生・高橋李依が目指した「これまでどおり」の優しい世界
2024.04.06

【ゆるキャン△】原紗友里・豊崎愛生・高橋李依が目指した「これまでどおり」の優しい世界

(左から)斉藤恵那役・高橋李依さん、犬山あおい役・豊崎愛生さん、大垣千明役・原紗友里さん 撮影/大山雅夫

アウトドアを満喫する女子高生たちの日常を描いたアニメ『ゆるキャン△』の『SEASON3』が2024年4月4日よりAT-X、TOKYO MX、BS11ほかで放送スタート。
あfろによる同名コミックを原作に、2018年1月からテレビアニメの放送がスタート、2020年にショートアニメ『へやキャン△』、そして2021年には『SEASON2』が放送。2022年には映画が公開されるなど、その人気は衰えるところを知らない。
大垣千明役・原紗友里さん、犬山あおい役・豊崎愛生さん、斉藤恵那役・高橋李依さんに本シリーズの魅力や、『SEASON3』制作現場の様子について話をうかがった。

――まずは『SEASON3』制作決定を知った時のお気持ちを教えてください。

 喜びと驚きが同時にやってきた感じがしましたね。『へやキャン△』、『SEASON2』、映画の3作はほぼ同時に制作が発表されたので「映画が完成したら『ゆるキャン△』シリーズともしばらくお別れか……」と思っていたんですよ。それがまさか、こんな早いタイミングで再開することになるとは……本当に嬉しいサプライズでした。

――続編製作の話は以前から聞いていたのでしょうか?

豊崎 全く聞いてなかったですね。ただ、何の根拠もなく「またみんなに会える日が来る!」という確信はあったんですよ。『ゆるキャン△』シリーズって常に「終わった」とい感じがない作品なので。

高橋 愛生さんの言うこと、すごくよくわかります! 映画公開後も「『ゆるキャン△』は終わっていない」という感覚が私にもありました。ただ、スタッフの皆さんがすごくカロリーを使って制作しているので、安直に「次のシリーズ、いつなんですか?」とは言えなかったんですよ。なので『SEASON3』のお話をいただいた時は「待ってました!!」という感じでしたね。

――今シリーズから刷新された部分が多くあります。中でも印象的だったのがキャラクターデザインでした。

豊崎 今回のキャラクターデザインは原作に近いものになっているんですよ。これまでのアニメのキャラクターデザインも魅力的ですが、今回のデザインもすごく可愛らしくていいですよね。

 デザインが原作に近いので、そこまで「変わったな!」という実感もないんですけれどね(笑)。

高橋 確かにそうですよね。ただその中でも触れておきたいのが、眉毛! ついにみんな、前髪の前に眉毛がきたんですよ。

 それは確かに(笑)。これまであおいちゃんの専売特許だった前髪 on 眉毛が全員に適用されている!

豊崎 このおかげで各キャラクターの表情が一層豊かになった感じはしますよね。そこはひとつ『SEASON3』の注目ポイントかもしれません。

――千明の髪型も大きく変化していますね。

 そういえば(笑)。実は『ゆるキャン△』のキャラクターって常に髪型が変化し続けているんですよ。なので「実在の友達が髪型変えた」くらいにすんなり受け入れていました。「千明、髪切ったんだ。似合ってるじゃん!」ぐらいの感じ(笑)。

高橋 恵那ちゃんも一見同じにみえて、少しずつ髪型は変わっているんですよね。ベリーショートからちょっと伸びて髪が肩にかかっている。これまた冬感があって可愛いんですよ。是非とも注目してもらいたいです。

――収録現場の様子はいかがでしょう。これまでの環境と比べて変化などはありましたか。

高橋 あまり変化は感じていないですね。スタッフさんが一部変更となっていますが、音響監督である高寺たけしさんは続投ですし、使っているスタジオもこれまでと同じ。なので、これまでどおりに収録が進んでいるように感じています。

豊崎 『ゆるキャン△』シリーズではモデルになったキャンプ場の写真を見せてもらいながらアフレコをしてきたんですが、『SEASON3』でも継続されています。

 最初の打ち合わせの段階でも「『ゆるキャン△』が戻ってきた!」と感じられる演技をしてほしいとディレクションをいただいたので、意識的にこれまで通りの演技をするようにしています。強いてこれまでと違う点があるとしたら、『SEASON3』ではみんなで集まって収録ができるようになったことかな?

高橋 それはありますね。『SEASON2』や映画の収録をしている時期は、スタジオに入れる人数を制限しながら収録していたんですよ。『SEASON3』になって、みんなで一斉に収録できているのは大きな変化だと思います。

――集まっての収録だと、やはり演技も変わってくるのでしょうか。

豊崎 変わりますね。一緒に収録することで、より会話感の強い演技ができるようになると思います。『ゆるキャン△』は会話劇としての面白さが強い作品なので、みんなで作る空気感やテンポ感を楽しみながら収録しました。

――では劇場版を経たことで演技が変化した、ということは?

高橋 全くないです、むしろ映画を経て「演技を変化させない」という方向性が固まったように思います。『SEASON3』でも “これまでどおり” を大切にしながら収録しています。

(C)あfろ・芳文社/野外活動プロジェクト

アニメージュプラス編集部

RECOMMENDEDおすすめの記事

RELATED関連する記事

RANKING

人気記事