• 【スター・ウォーズ】歴史に残る映画音楽の数々を生んだ巨匠ウィリアムズ
  • 【スター・ウォーズ】歴史に残る映画音楽の数々を生んだ巨匠ウィリアムズ
2024.02.08

【スター・ウォーズ】歴史に残る映画音楽の数々を生んだ巨匠ウィリアムズ

『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』(C)2024 Lucasfilm Ltd.

本日2月8日(木)は、物語を象徴する音楽で『スター・ウォーズ』の世界を表現した映画音楽界の巨匠ジョン・ウィリアムズの92歳の誕生日だ。

『スター・ウォーズ』シリーズをはじめ、『インディ・ジョーンズ』シリーズや『ハリー・ポッター』シリーズ、『E.T.』、『未知との遭遇』、『ジョーズ』など、数え切れないほどの名作に携わるウィリアムズは、大ヒットした『ジョーズ』の楽曲を手がけた後、かねてから親交のあったスティーブン・スピルバーグからの熱い推薦もあり、ジョージ・ルーカスからの依頼で『スター・ウォーズ』の音楽を手掛けることに。『スター・ウォーズ』には荘厳なオーケストラ音楽を使用したいと考えていたルーカスの期待に応えて、ウィリアムズは『スター・ウォーズ』の世界を見事に表現するオーケストラ楽曲の数々を生み出した。さらにウィリアムズは、劇場公開一作目の『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』で第50回アカデミー賞作曲賞、第35回ゴールデングローブ賞最優秀作曲賞、その年のグラミー賞でも3部門を受賞し、映画史に名を刻むことになる。また2005年にアメリカ映画協会(AFI)は『スター・ウォーズ』の音楽を“史上最高の映画音楽”の第一位に選出しており、その後アメリカ議会図書館も“文化的、歴史的、美学的に重要なもの”として、『スター・ウォーズ』のサウンドトラックを全米録音資料登録簿に登録するなど、その功績は今も更新し続けている。

映画『スター・ウォーズ』全9作品だけでなく、『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』、オリジナルドラマシリーズ『オビ=ワン・ケノービ』のメインテーマ曲も手掛けるウィリアムズが作り上げた『スター・ウォーズ』の音楽の中でも、とくに、誰もが聞いたことのある「Main Title」、ダース・ベイダーの登場と共に流れる「The Imperial March(Darth Vader’s Theme)」などは『スター・ウォーズ』を象徴する名曲。今もなお、世界中の人々を『スター・ウォーズ』の銀河にいざなうウィリアムズの生み出した音楽の数々を紹介する。

◆あの有名なオープニングロールを彩る! 「Main Title」
「遠い昔 はるかかなたの銀河系で……」という文字が宇宙の星屑の中に浮かび上がるところから始まる、『スター・ウォーズ』の代名詞とも言うべきオープニングロールを盛り上げる壮大な一曲。『STAR WARS』のタイトルと、バックストーリーや物語の設定を記した文章が画面下部から遥か宇宙の彼方へ消えていく演出が印象的なオープニングロールは、スカイウォーカー・サーガを描く全9作品の映画で見られる。劇場公開一作目の「新たなる希望」では、このオープニングロールのすぐ後に、究極兵器デス・スターの設計図を奪われたダース・ベイダー率いる帝国軍が、レイアら反乱軍に猛攻撃を仕掛けるシーンに移り変わる。こうしてベイダーによって囚われてしまったレイアを救うため、主人公ルーク・スカイウォーカーの銀河の冒険が始まる。そんな『スター・ウォーズ』の物語を象徴し、観る者すべてを『スター・ウォーズ』の世界に一気に引き込む「Main Title」。トランペットやホルンなどの金管楽器が軽快に鳴り響くファンファーレとストリングスの奏でる美しいシンフォニーは壮大な銀河の冒険を予感させ、誰もがワクワクさせられるにちがいない。『スター・ウォーズ』の物語を楽しむ際には、是非オープニングロールから堪能してほしい。
▲『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』ディズニープラスにて配信中(C)2024 Lucasfilm Ltd.

アニメージュプラス編集部

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