• 【ぶっちぎり?!】大河元気&星野佑典が摩訶不思議ヤンキーワールドの魅力を深掘り
  • 【ぶっちぎり?!】大河元気&星野佑典が摩訶不思議ヤンキーワールドの魅力を深掘り
2024.01.27

【ぶっちぎり?!】大河元気&星野佑典が摩訶不思議ヤンキーワールドの魅力を深掘り

(C)「ぶっちぎり?!」製作委員会

現在好評放送中のテレビアニメ『ぶっちぎり?!』は、『SK∞』『BANANA FISH』の内海紘子監督が『呪術廻戦』『進撃の巨人 The Final Season』で知られるMAPPAとがっちりタッグを組んだ話題作。ヤンキーが集う威血頭(いちず)高校に転校してきた灯荒仁が、かつての親友・浅観音真宝との出会いをきっかけに、強者たちが繰り広げる戦いに巻き込まれていく姿が描かれるオリジナルTVアニメだ。
灯荒仁役の大河元気さん、そして浅観音真宝役の星野佑典さんに収録現場の雰囲気や共演者との思い出深いエピソードをうかがった。

――本作はヤンキーをテーマにした作品ですが、お二人はヤンキーと接点があったりしましたか。

大河 周囲にヤンチャな友人はいましたが、本作に出てくるようなハードなヤンキーとは会ったことはないですね。
ただ、ヤンキーマンガは好きでよく読むので、作品の世界観にすんなりと入ることができました。

星野 僕の通っていた中学が、ゴリゴリのヤンキー校だったんですよ。校内には長ラン・短ランのヤンキーが闊歩して、使っていない教室には盗難防止に南京錠がかけられているような状態でした。喧嘩の強いヤンキーたちがトップになった派閥もいくつかあったので、本作に触れた際は懐かしさを感じました。

大河 すごい……ほぼ『ぶっちぎり?!』の世界じゃん……。

――ご自身が演じるキャラクターの印象もお聞きしたいです。

大河 荒仁は見ていて「ちゃんとしろ! 主人公だろ!」と言いたくなるのですが……(笑)、その一方で彼の持つ純粋さにはすごく惹かれるんですよ。演じていて本当に楽しいキャラクターで、出会えたことに心から感謝しています。

星野 真宝は度を越すほど純粋な男。その目線の先にはいつも荒仁がいて、疎まれてもめげることなく荒仁に向かっていく、すごく清々しいキャラクターだと思っています。

――真宝の持つ、荒仁への想いとはどんなものだと思いますか?

星野 根源にあるのは憧れだと思っていて、子供時代に抱いた「荒仁のようになりたい」という想いを彼は今でも抱えているんです。
ただ、二人の関係性は子供時代とは違っているので、真宝は荒仁から冷たい態度をとられてしまう。そこにモヤモヤしながらも、今の真宝には原因を聞けるほどの度胸もないんですよね。

――荒仁はそんな真宝をどう見ているのでしょうか?

大河 そこはすごく難しいんですよね……普通だったら真宝のように自分を慕ってくれる人がいたら受け入れたくなるじゃないですか。でも、彼にはそれができない。その原因がどこにあるのかは悩みながら演じていました。

――大河さんなりの、原因に関する仮説はありますか。

大河 荒仁の中には「失望されたくない」という想いがあるように思っています。真宝って荒仁に助けを求めるような態度をとるじゃないですか。それに対して荒仁は「自分には真宝を救えるだけの力がない」と考えている。だから真宝にそっけない態度を取らざるを得ないんですよね。にも関わらず、真宝は何度も荒仁に近づいてくる。そんな彼と接することが難しいのが今の荒仁だと思います。

――お互いの演技を聞いての印象をお聞きしたいです。

大河 真宝は星野さんのいう通りすごく純粋、そして現実味がないほどに爽やかなんですよ。喧嘩で倒した相手に「ありがとうございました!」って言えちゃうぐらいですからね。星野さんの演技はそんな浮世離れしたキャラクターに実在感を持たせてしまう。驚くほど清々しい演技だと思っています。

星野 ありがたい言葉ですね!

大河 本人の前で言うのは気恥ずかしいので、僕からはこの辺で……。

星野 大河さんは存在そのものが荒仁そっくりで、演技と素の間に境目を感じさせないんですよ。そこが本当にすごい。最近は日常会話をしていても大河さんが荒仁に見えてきたりしますからね。

大河 ちょっと待って、それ本当に褒めてる? 悪口じゃないよね?

星野 もちろん褒めています!

(C)「ぶっちぎり?!」製作委員会

アニメージュプラス編集部

RECOMMENDEDおすすめの記事

RELATED関連する記事

RANKING

人気記事