• 【SHAMAN KING FLOWERS】上坂すみれが日笠陽子の気遣いに感激したアフレコ秘話
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2024.01.16

【SHAMAN KING FLOWERS】上坂すみれが日笠陽子の気遣いに感激したアフレコ秘話

(右から)麻倉 花役を演じる日笠陽子さん、アルミ・ニウムバーチ役の上坂すみれさん 撮影/大山雅夫


──上坂さんはアルミを演じるにあたって、どんなことを意識されましたか。

上坂 アルミは全てを知っている子なので、みんなに説明するシーンが多いのですが、ディレクションで「(台詞を)読んでいるだけになってるよ」と注意されてしまいまして……なので、物言いはキツい感じであっても、総監督としてチームをまとめて勝利へ導くという目的がブレないように意識した演技を目指しました。
あと、アルミにとって一番大事なのは花なので、花と花以外のチームメンバーに対する応対はしっかり区別して演じました。

──花とアルミは、お互いに対してどんな感情を持っていると思われますか。

日笠 花って今まで人と関わってないし、女っ気もなかった人生をすごしてきたので、「許嫁」っていう中二ワードに反発するタイプの男子だと思うんです。なので、アルミは可愛いし気になる存在ではあるんですけれど、そんな思い描いたラブコメマンガのような展開にしてくれない女の子なんですよね(笑)。

上坂 アルミは花と喋る時、絶対「バカ」って言うんです。でもこの「バカ」はそのままの意味だけでなくて、花への期待感が混じった「成長しなさいよ、バカ」でもあるし、「私のことを思い出しなさいよ、バカ」という、彼女の不器用さから出る言葉なんです。
あと、アルミは花と運命で結ばれている関係と信じて疑ってないところもあって、ある意味最強の「ヤンデレ」みたいなところもあったりするんですね(笑)。

──最後に、放送を楽しみにしているみなさんにメッセージをお願いします。

上坂 私はエンディングテーマの「ディア・パンタレイ」を歌わせていただいているんですが、歌詞がとにかく『FLOWERS』の世界観そのものなんですよ。「愛」とか「受け継がれていくもの」といったこの作品のテーマにも通じる情熱的な歌詞と楽曲になっていますので、ぜひ本編だけでなくエンディングまで聴いていただけたなら嬉しいです。

日笠 熱いのにどこか切なさがあって、すごく良い曲なんですよ!

上坂 日笠さんに「エンディングの曲、良かったよ!」ってLINEで褒めていただきました(笑)。こんな風にお声を掛けてくれるのが嬉しくて。第10廻の収録が終わった時だと思うんですが「すみぺ、この後時間ある?」って呼び出されたことがあったんです。「怒られるんだ……」って思っていたら、「アフレコやりづらくない?」「アルミって難しいよね、大丈夫?」と気遣ってくださって。本当に日笠さんの人柄の良さが、アフレコ現場の空気を作っているんだなって思いました。

日笠 もっと早くにそういうことを話せれば良かったんだけど、私も花と葉の会話シーンでテンパっていたから(笑)。

上坂 あの時は本当に嬉しかったです。

日笠 『FLOWERS』は始まりのお話であって、ここで完結する物語ではありません。我々もまだまだどういう結末を迎えようとしているのか分からない中、喉と命を削って全力で演じさせてもらいました。
みなさんも是非、1ミリも見逃さず観ていただけたらと思います。

日笠陽子&上坂すみれ 撮影/大山雅夫

>>>次世代シャーマンたちの活躍に注目!『SKF』場面カット&日笠さん・上坂さん撮りおろし写真を見る(写真29点)

(C)武井宏之・講談社/SHAMAN KING FLOWERS Project.

アニメージュプラス編集部

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