• 【ゴジラ】造型・設定を漫画家・西川伸司が解説! 『ゴジラ大解剖図鑑』
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2023.08.02

【ゴジラ】造型・設定を漫画家・西川伸司が解説! 『ゴジラ大解剖図鑑』

TM & (C) TOHO CO., LTD.

『ゴジラ大解剖図鑑 西川伸司が紐解く怪獣の深淵』がグラフィック社から2023年8月に登場する。漫画家・西川伸司がゴジラやその他の怪獣を造型面、設定面からわかりやすく解説した図解だ。

ゴジラは『ゴジラ』(1954年)およびそれを第1作とするゴジラシリーズに登場する怪獣。
大きさは各作品により異なるが全高約50~300メートル。2足歩行型の恐竜に似た体型だが、人間に近いバランスの腕と長い尻尾を持ち、口から熱線を吐く。
日本特撮作品を象徴する怪獣であり、海外でも人気・知名度が高い。怪獣王、キング・オブ・モンスターズの異名を持つ。映画作品がメインだが、人形劇、ソフビ人形を使ったTVシリーズ、TVアニメ、アニメ映画も製作されている。

西川伸司(にしかわ・しんじ)は漫画家・怪獣デザイナー。
『土偶ファミリー』『YAT安心!宇宙旅行』などを執筆するほか、ゴジラシリーズの怪獣デザイン、ウルトラマンシリーズの画コンテ、SSSS.GRIDMANの怪獣デザインなど、多岐にわたって活躍している。
怪獣好きなら「本人の作品は読んだことはないが、映画やTVのスタッフロールで名前を見た覚えがある」という方もいるのではないだろうか。

『ゴジラ大解剖図鑑 西川伸司が紐解く怪獣の深淵』は、自身もゴジラのファンであり、1989年~2004年まで数多くのゴジラ映画の怪獣デザインを手がけた西川伸司が、初代『ゴジラ』(1954年公開)から『シン・ゴジラ』(2016年公開)までのすべての実写特撮ゴジラを中心に、その登場怪獣をイラスト図解した本。
さらに『怪獣惑星』などの劇場CGアニメ3部作や、テレビアニメ『ゴジラS.P<シンギュラポイント>』まで徹底フォロー。他に類を見ない、ディープなゴジラ大図鑑となっている。
2019年~2021年にデアゴスティーニより発行の『週刊ゴジラをつくる』に連載された「西川伸司のゴジラ大解剖」をベースに、加筆・修正を行い書籍化したものだ。

「怪獣」に「解剖図」というと、昭和期に編集者・大伴昌司が生み出した怪獣の内部図解イラストを思い浮かべる方もいるかもしれない。だが『ゴジラ大解剖図鑑』はそのスタイルを取っていない。
内部図解型「解剖図」は子どもの想像力をかき立てる楽しいものではあるが、反面、想像で補われた部分も多く、公式の設定や作品内の描写と一致しない場合もあった。

それに対し同書では、西川伸司による100体を超える怪獣の全身イラストをベースに、各怪獣の特徴はもとより、スーツの仕様差、出演作品の違いなども分かりやすくイラスト解説。それぞれの怪獣のネタ・考察がこれでもか! と詰まっている。
小美人、真船桂、新堂会長、コスモスなど、怪獣と密接に関わったキャラクターも紹介。圧倒的イラスト数で眺めるだけでも楽しめる。ゴジラ初心者からマニアまで、怪獣たちの魅力を余すところなく解説した1冊だ。

来年生誕70周年を迎え、今年11月には新作映画『ゴジラ-1.0』も公開予定のゴジラシリーズ。『ゴジラ大解剖図鑑』でぜひ期待感を盛り上げていただきたい。

>>>『ゴジラ大解剖図鑑 西川伸司が紐解く怪獣の深淵』表紙や中面を見る(画像6点)

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アニメージュプラス編集部

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