『ラブライブ!スーパースター!!』の嵐千砂都役として人気を集めている声優・岬なこさんが、 “なこの日” でもある本日、7月5日にファン待望のソロアーティストデビュー! 名刺代わりともなりそうな、岬さんの魅力がギュギュッと詰まったデビューアルバムについて、じっくりと語っていただきました!
──まずは、アーティストデビューが決定した時の感想からお聞かせください。
岬 決まったと聞いた時は、なんだか私じゃなくて誰か他の人のことのように感じました。ソロアーティストとして世に出ることを自分自身が一番想像できていなかったので、本当に現実味がなくて。バースデーイベントでファンの皆さんに発表した時に、やっと実感することができました!
──発表した際のファンの皆さんの反応はいかがでしたか?
岬 拍手と喜びの声がずっと続いて、時間がゆっくりと過ぎていくような感覚になったことを今でもよく憶えています。バースデーイベントの後に、配信のほうでも皆さんにご報告させていただいたのですが、コメントが全く読めなくなってしまうくらいに皆さんが「おめでとう」って言ってくださって。
正直に言うと、「どう受け止められるのかな?」というモヤモヤした気持ちや不安もあったので、発表した時はやっと伝えられたという嬉しさと安心感を同時に感じました。
──デビューアルバム制作にあたり、どのようなコンセプトで臨まれたのでしょうか。
岬 私をいつも応援してくださっている皆さんがいるからこそ、こうしてソロアーティストデビューができたと思っているので、まず私を支えてくださる皆さんに何かできることがないかな、ということを考えました。
それと同時に、歌を通して皆さんに寄り添えるような存在になっていきたいと改めて強く感じたので、皆さんの一日の中で、私がちょっとしたエッセンスのようになれたらという思いを、このアルバムには込めさせていただきました。
──では、アルバムタイトル『day to YOU』にどんな意味を込められたのでしょうか。
岬 タイトルを決めるにあたって、大前提として難しい言葉を使って何か伝えるよりも、いかにシンプルに皆さんにスッと届くタイトルにするかということを考えました。
私としてはアルバムのテーマである一日を表す「day」と、“あなたの一日を大事にしてほしい” という意味で「YOU」の二つを使いたいなという思いがあったんです。
真ん中の「to」は元々入れる予定はなかったのですが、「dayとYOUだけでタイトル作れないかな?」とマネージャーさんに相談したら、「『dayとYOU』、いいじゃん」って言われまして(笑)。
そこから話を詰めていくうちに「と」が「to」に変化していき、この形になったのですが、「聴いてくださるあなたの一日のためのアルバムですよ」という思いがタイトルからも伝わるといいなと思っています。
──楽曲の構成についてはどのように取り組まれたのでしょう。
岬 アルバムの構成は「一日」の流れを意識して組んでいこうとしたのですが、一日の中からどの時間を切り取って曲にしていくかを考えるのが結構難しいな、と。なので、それぞれ楽曲を作ってくださる方々に「私はこの時間に、こういう楽曲を聴いたりしています」といったお話をしまして、楽曲制作の参考にしていただきました。
当然、聴いてくださる皆さんの一日は人それぞれ違いますので、ぜひ好きなように曲順を組み替えていただいて、私の声による “あなたの一日” を作っていただければと思っています。
──アーティストとしての初レコーディングはいかがでしたか?
岬 収録曲の中で、最初にレコーディングをさせていただいたのが『ソラトレイト』だったのですが「私、今アーティストとしてマイク前で歌っているんだ……」という、どこかおぼつかないような心地がしました。
特にこの曲は作詞・作曲の渡辺翔さんによる面白い仕掛けが満載で、サビかと思ったらサビじゃないとか実際歌ってみたらとても難しく、自分の中の新しい扉を開いていくような感覚が強くて……必死に頑張ってはみたものの、録り終わった後もずっと不安が残っていたことをよく憶えています。
でも、MVが先行配信されたら、皆さんからたくさんの温かい声をいただけたので、あれだけ不安に思っていた収録時の自分に「よかったね」と言ってあげたくなりました。