『ウルトラギャラクシーファイト 運命の衝突』(以下、ギャラファイ)で初登場した謎の戦士・ウルトラマンレグロス。彼の過去が描かれる『ウルトラマンレグロス』前編の配信が、「TSUBURAYA IMAGINATION」でスタートした。『ウルトラマンレグロス』で登場した、宇宙拳法・コスモ幻獣拳の使い手である幻獣闘士たち。その紅一点で、高速凍豹拳をふるうスピカを演じるのは、特撮好きで知られる伊藤美来さんだ。今回は『ウルトラマンレグロス』がウルトラマンシリーズ初出演となる伊藤さんに、インタビューを敢行。ウルトラマンの思い出、スピカを演じる中で感じたことなどを伺った。>>>伊藤未来さんとウルトラマンレグロスの撮りおろし写真を見る(写真12点)◆アグルのグッズを集めて……◆――『ウルトラマンレグロス』出演のお話を聞いた時の感想をお聞かせください。伊藤 すごく嬉しかったです! まさかこんな日が来るとは……とビックリしました。坂本(浩一)監督の作品に出演できることもとても光栄でした。お話もコスモ幻獣拳という拳法がメインなところが、ウルトラマンシリーズとしては新鮮な印象を受けて。戦いだけでなくミステリアスな部分もあって、「次はどうなるんだろう?」「レグロス、大丈夫かな」と感情移入しながら楽しめるストーリーになっていると思いました。
――伊藤さんは、イベントの「ウルトラヒーローズEXPO サマーフェスティバル」にも足を運ぶウルトラマンファンとのことで。伊藤 はい。弟と一緒にいろいろな作品を観たり、イベントに行って写真を撮ったり、指人形やソフビ人形を買ったりしていて。
――シリーズに最初に触れた作品は覚えていますか?伊藤 弟と一緒に観た『ウルトラマンコスモス』が最初だと思います。コスモスは見た目がシンプルでカッコよかったですし、心優しくて包容力のあるところが、応援したいという気持ちにさせられました。
――特に好きなウルトラマンは誰でしょう?伊藤 一番好きなウルトラマンはコスモスなんですが、アグルの見た目がめちゃくちゃ好きで! 基本的に弟が集めたグッズを一緒に楽しんでいたんですけど、アグルのグッズは自分で集めていました(笑)。あとティガもイケメンなところがとても好きで、ダイナはお笑い担当な、ちょっとかわいいイメージがあります。
▲ウルトラマンアグル (C)円谷プロ
――平成ウルトラマン直撃世代なんですね。ちなみに、近年の作品で印象に残っているものはありますか?伊藤 少し前の作品になってしまうんですが、ウルトラマンゼロとウルトラマンベリアルが初めて登場した映画(『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』)は衝撃的でした。ウルトラマンがあんなにしゃべることにビックリしましたし、映画の内容自体もすごく楽しくて。しかも、次に続くような終わり方をしていて、これからもゼロとベリアルの話を追っていかないと! と思わされました。
――まさかデビューから10年以上経っても、ゼロが活躍しているとは思いませんでした。伊藤 本当に。すごい人気ですよね。キャラも良いですし。ゼロがいてしゃべるウルトラマンが当たり前になったからこそ、今の私がスピカを演じることができていると思うと、とてもありがたいです。
――『銀河伝説』を撮った坂本監督の作品に出演していると考えると、不思議なつながりですよね。伊藤 ああ、そっか! 当時は普通に弟と観に行っていました(笑)。