• 『カワイスギクライシス』止まらないメインキャストの「うちの子推し」
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2023.04.14

『カワイスギクライシス』止まらないメインキャストの「うちの子推し」

(C)城戸みつる/集英社・カワイスギクライシス製作委員会

城戸みつるの人気SFコメディ『カワイスギクライシス』(「ジャンプSQ.」連載中)が待望のTVアニメ化、現在好評放送中だ。
猫と出会ってその可愛さに衝撃を受けた宇宙人リザは、地球侵略調査の任務を全うすることが出来るのか!? メインキャスト4名に、作品の魅力とそのペット愛を存分に語っていただきました!

──原作コミックや台本を読んで感じた作品の印象は、どんなものでしたか。

花守 台本を読ませていただいたときの感想は「リザ、ずっと叫んでる!」でしたね(笑)。アフレコは楽しそうだけど、叫びっぱなしで大変そうって思いました。でも、猫好きの私としては彼女に共感出来るところが多すぎますね。

藤原 最初「壮大なスケールのお話なのかな?」って思っていたんですが、ただただリザがよぞらに翻弄されまくる、というのがこの作品の印象です(笑)。よぞらの可愛さとリザの悶絶具合が面白すぎました。

会沢 私たちは当たり前に猫や犬を「可愛い」と思っていますが、それが常識ではない星の人の反応はこうなるんだという、新しい発見がある作品です。原作を読むと「動物と触れ合いたい!」っていう気持ちが高まって、癒やされました。

小笠原 動物好きの自分にとって、とても入り込みやすい作品で、アフレコがすごく楽しみでした。

──では続いて、皆さんが演じられているキャラの印象をお聞かせください。

花守 リザは地球の文明レベルを調査しに来た宇宙人ですが、ペットという地球の “可愛い” に触れ、さらにはよぞらという特別な存在と出会ってしまったことで「クールビューティのお姉ちゃん、どこ消えたんだ?」という状態になってしまったハイスペック残念美人です。宇宙人の仲間共々、可愛い動物たちに精神を侵蝕されて崩壊していくところを楽しんで見てほしいです。

藤原 よぞらはリザに拾われた猫、人懐っこくてすごく可愛いっていうのが一番の印象です。テープオーディションの時に演じ分けをしていたんですけど、メカよぞらのセリフがすごく上から目線だったので、「もしかして、これがよぞらの本性?」って疑っちゃったりしました(笑)。

会沢 華澄は猫カフェ「nyanday」の店員で、ツッコミ担当の子ですね。動物たちのせいでご乱心になっている宇宙人や人間たちを窘めつつ正しい方向に導いていく、この作品において必要不可欠な人だと思います(笑)。

小笠原 向井誠二は、猫に人生の舵を握られている男です(笑)。華澄と同じ「nyanday」の店員なので一見常識人枠に見えますが、猫たちのためなら何をしでかすか分からない度で言ったらダントツのナンバー1だと思います。接客の様子がまるで僕そのままなので、等身大で演じさせてもらっています(笑)。

──例えば動物の観察などといった、収録前の準備などはされましたか?

花守 よぞらの性格がうちの猫ちゃんにそっくりだったので、あまり悩まず「うちの子が一番可愛い!」と思いながら演じています。猫大好き同士ということで、リザに共感出来ることばかりでしたので、自分の中から簡単にアウトプットできました。

藤原 本当は猫ちゃんに触れあいながら演技を深めていきたかったんですけれど、実は私、猫アレルギーなんですよ……なので、ネットでいろんな可愛い猫ちゃんの動画を見まくりました。

会沢 私は犬センサーを働かせて、犬に注目するようにしています。事務所の近くでマサムネ並みの大きい犬を二匹連れて散歩している方がいるので、その様子を観察したりしていました。

小笠原 生まれてからずっと何かしらの動物と暮らす生活を送っているんですよ。なので親バカな飼い主の行動そのままに、「どしたの?」「何してんの?」と今まで以上にペットを構う回数を増やしたりしていました(笑)。

──実際にアフレコをしてみての感想は。

花守 オーディションの時から「これはカロリーが大変なことになるぞ!」とマネージャーさんと話していたんですが、演技の基点は押さえながら「どこにでも行ってやるぞ!」という感覚で演じていました。
緩急・高低差をつけて様々な声色を縦横無尽に使いながら全力で叫んだり悶える一方で、大好きなよぞらに愛を伝える時は特に細心の注意を払って、丁寧な態度を心がけました。

藤原 アドリブもすごかったですよね、「リザになりきってるな」って思いながら聞いていました。

会沢 セリフじゃなくて、愛が口から溢れ出ている感じでしたよね(笑)。

藤原 私はいろんな猫ちゃんの鳴き声を参考にして練習をしていたんですが、それぞれ個性があって、よぞらの正解がなかなか掴めなかったんです。なので、本番では作り込みすぎないようにしつつ、自然なイメージで演じさせてもらいました。他にも、あくびや食事シーンでのリアクションを要求されたのがすごく難しかったです。

会沢 華澄はムラマサを可愛がる時のリアクションが普通で、叫んで暴れたい気持ちを抑えるのが大変でした(笑)。皆さんのパワフルな演技に元気を貰って、その分のパワーをツッコミに注ぎました。

花守 向井は、リザが我に返ってドン引きするくらいにヤバくて(笑)。

小笠原 やっぱり自分を正しいと思い込んでいるヤバい奴同士の撃ち合いは面白いですよね。よぞらに悶えるリザにドン引いたと思いきや、エミリ様愛を叫んで逆にドン引かれている向井の大きな振れ幅は、演じていて楽しかったです。

(C)城戸みつる/集英社・カワイスギクライシス製作委員会

アニメージュプラス編集部

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