――これまで収録した中で、個人的に盛り上がったところはどこですか。宮野 やっぱり、面堂といえば「暗いよー、狭いよー、怖いよー!」なんで、自分がそれを言えた瞬間はテンション上がりました(笑)。
――あたる役の神谷浩史さん、ラム役の上坂すみれさんの印象はいかがですか?宮野 すみぺ(上坂さん)がラムちゃんって聞いた時、すごくビックリしたと同時にワクワクしたんですよ。一方、神谷さんがあたるって聞いた時は安心感しかなかったです。二人とも『うる星やつら』という作品が大好きで、強い思いを持ってキャラクターと向き合っているのが素敵だと思いますし、そんな二人と一緒に仕事ができるのは本当に幸せですね。
――作品の中で気になるキャラクターはいますか。宮野 今のところ、一緒に収録していてすごく楽しいのは、あたるの父・母です(古川登志夫さん、戸田恵子さん)。たまに現場でご一緒させてもらえる時があるんですけど、お二人の会話のやり取りは本当にすごいんです。
――アニメ本編の印象はいかがですか。宮野 令和のアニメーションとして作っているところは勿論ですが、新たな表情を見せてくれるラムちゃんがもう可愛くて可愛くて! そこはもう一番大事なところじゃないですか(笑)。映像もすごく動いてくれているし、OP・EDは曲もすごく攻めてるし、リスペクトを持ちながら自分たちならではの令和の『うる星やつら』を作ろうというスタッフの気合を感じるんですよね。
――では最後に、放送を楽しんでいる皆さんへメッセージをお願いします。宮野 これまでの『うる星やつら』のファンの皆さんにも楽しんでもらえるように今できる僕らの表現みたいなものを突き詰める一方で、令和の若い層に向けてこの昭和ギャグの面白さを伝えていきたいですね。自分たちが楽しみながら真剣に取り組んで、最高の作品を作っていけたらと思っています!
>>>ある時は二枚目、ある時はギャグキャラに!宮野真守さん演じる多彩な面堂の表情を見る(画像13点)(C)高橋留美子・小学館/アニメ「うる星やつら」製作委員会