• 『グリッドマン』広瀬裕也が語るガウマ、濱野大輝が語る響裕太のヒロイックな魅力
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2023.02.01

『グリッドマン』広瀬裕也が語るガウマ、濱野大輝が語る響裕太のヒロイックな魅力

(C)円谷プロ (C)2023 TRIGGER・雨宮哲/「劇場版グリッドマンユニバース」製作委員会


◆ネタバレ事件の爪痕は深い?◆

――玩具が発売されたり、イベントが何度か開催されたりと、2作とも本編以外でもさまざまな展開がありました。放送中や放送後の反響などで、記憶に残っていることはありますか?

広瀬 コロナ禍になる前はイベントでいろいろなところへ行って、そのたびに男性の方からの支持が増えているなと感じました。イベント自体もバラエティみたいなことをしたり、実写のスーツが増えていったり、朗読で店員役をやったり、ネタバレしてしまったり……(笑)。

――放送前に開催された『SSSS.GRIDMANスペシャルナイト』のことですね。昨年の『グリッドマン ユニバース ショーケース』でもネタにされていて……(笑)。

広瀬 あのイベントのときに見た年表で「こんなにいろいろなことやっていたんだ!?」と改めて思いました。高校3年間ぐらいの濃さです(笑)。普通の1クールのアニメではできないような経験をさせていただきました。イベントだけでなく、何年経ってもラジオが続けられたり、グッズが出続けていたりしていて。もちろん『ユニバース』に向けてという側面もあると思いますが、そういう展開ができるくらい応援してくださる方がいるのだと実感しています。

濱野 『SSSS.DYNAZENON』はコロナ禍でイベントはあまりできていないのですが、『SSSS.DYNAZENON SHOW』に参加したことは思い出深いです。ダイナゼノンやガギュラのスーツを間近に目にし、ファンの方の熱量を肌で感じることができて感動しました。出演後はお仕事で一緒になる方に「『SSSS.DYNAZENON』観ていました」「面白かったです」と言ってもらえることが多く、影響力のある作品だと感じました。特撮関係のお仕事のときもそうですし、全く関係ないゲームの現場でもプロデューサーの方が「劇場版楽しみです」と言ってくださって。放送中だと周りの方からプラモデルなど、おもちゃのことで反応をいただくことが多かったです。

――『SSSS.DYNAZENON』は放送中からいろいろな玩具が出ていましたからね。

広瀬 作品を観ていると、やっぱり遊びたくなりますよ。合体とか変形とか多いですから。

濱野 そうそう。いろいろな仕掛けがね。

広瀬 あれはもう堪らないです。僕もやりたくなりました。


(C)円谷プロ (C)2023 TRIGGER・雨宮哲/「劇場版グリッドマンユニバース」製作委員会

◆怪獣たちの愛すべき魅力◆

――広瀬さんは『SSSS.DYNAZENON』、濱野さんは『SSSS.GRIDMAN』で好きなキャラクターを教えてください。

広瀬 夢芽は若山詩音さんの演技も相まって、すごく魅力的だと思いました。普段は無表情なのにふとした瞬間に微笑んだり、最終回で「じゃあ、連れてって」と手を差し出すところだったり、常に蓬の一歩先を行く感じがいいんですよね。蓬だけじゃなくて世界中の男がコロコロ転がされているのではないかと(笑)。六花と会話しているところが見てみたいです。

濱野 事務所の先輩だけど、ムジナとか暦って言わなくていいの?

広瀬 ムジナさんは、なんというかすごいダイナマイトだな、と(笑)。グッズでもほかのキャラと比べるとムジナさんだけ異常に大胆な衣装で……。

濱野 諏訪(彩花)さんに忖度して無理やり言ってない(笑)?

広瀬 いやいや! 暦はまあ、ちゃんと仕事をしてほしいなって……。

一同 (笑)

広瀬 梅原(裕一郎)さんの演技もあって、暦は面白いキャラだと思います。

濱野 僕はボラーさんとかが好きです。あと六花ママはちょっとズルい。映るたびに常に爪痕を残そうとしていて(笑)。

広瀬 一言しかないようなシーンでも印象に残るって、すごいことですよ。

濱野 「こんなママいる?」ってところも含めて魅力的。みんなどこか目を惹くようなフックがあるのがいいですよね。内海くんはちょっとぽっちゃりしているとか(笑)。

広瀬 お腹のお肉がね(笑)。

濱野 六花とアカネなんて今でも大人気ですし。終盤の二人が水門の上で語り合うシーンは観ていて「二人が主人公だったかな?」と思うくらい(笑)。

広瀬 真の主人公ですから、アカネは。

――ちなみに、お好きな怪獣はいますか?

広瀬 『SSSS.GRIDMAN』だとナナシ、『SSSS.DYNAZENON』だとガギュラです。アニメの中だけでなく、イベントで実写の姿を見るとより好きになります。実写のガギュラはデカさが半端じゃないんですよ! ダイナゼノンも大きかったのに、ガギュラのほうがもっとデカい(笑)。デザインも圧倒的な煌びやかさ、華やかさ、そして強さが感じられて、怪獣だけどカッコいいなって。ナナシもアニメの軽快で奇妙な動きを、実写でも細かく再現してくださっていて素敵でした。

濱野 ナナシの声は六花ママだったし。

広瀬 『グリッドマン ユニバース ショーケース』ではそうでしたね(笑)。ヒーローショーのお姉さんみたいで、新谷真弓さんがメチャクチャ遊んでいました。

濱野 僕はナナシBも圧倒的な強さが感じられて好きなんですけど、Aが結構お気に入りで。あの何とも言えない奇妙な、適当に外側のパーツを貼りつけたような、ある種チープさを感じるビジュアルが、ウルトラマンシリーズに出てきた怪獣に通じるものを感じます。

――『ウルトラマン』のガヴァドンAみたいですよね。

濱野 まさにその通りで。ガヴァドンはぬいぐるみを持っているんですよ。ナナシAからはガヴァドンに近いニュアンスがあると思います。怪獣と言っていいのか微妙ですが、アレクシス・ケリヴも好きです。『電光超人グリッドマン』のカーンデジファーみたいなポジションは、やはり『グリッドマン』には欠かせないなと。『SSSS.DYNAZENON』だとザイオーンがすごく好きですね。あのキモかわいくないところが。

広瀬 かわいくない(笑)。

濱野 あの見た目は「あっ、無理だ」ってなる(笑)。物語の立ち位置的にも印象に残る、いい怪獣でした。僕自身、怪獣好きなところがあるので、どの怪獣にも魅力を感じます。クラゲっぽいネオフォビア、田口(清隆)さんがデザインした怪獣も好きですし、もちろんガギュラも。

広瀬 この作品ならではですよね。敵側の怪獣もとても愛おしく思える。

濱野 そこは円谷プロさんの作品ならではというか。

――『グリッドマン ユニバース』ではどんな怪獣が出てくるのか楽しみです。

濱野 確かに。

広瀬 いやー、『ユニバース』では……って、言いませんよ(笑)。ネタバレしちゃいそうで危なかった(笑)。


(C)円谷プロ (C)2023 TRIGGER・雨宮哲/「劇場版グリッドマンユニバース」製作委員会

アニメージュプラス編集部

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