• 『火狩りの王』綺羅役・早見沙織が見どころや注目点を語る!
  • 『火狩りの王』綺羅役・早見沙織が見どころや注目点を語る!
2022.12.14

『火狩りの王』綺羅役・早見沙織が見どころや注目点を語る!

(C)日向理恵子・ほるぷ出版/WOWOW


――早見さんが思う、綺羅というキャラクターの魅力は?

作品が持つ世界観もあると思うんですけど、綺羅の言葉づかいがとても美しいんですよね。彼女のセリフを読み上げると思った段階で背筋が伸びたり、心が透き通るような、とても素敵な言い回しや表現が多いところが魅力的だなと思います。

――綺羅を演じる上で、意識したことはありますか?

首都でも指折りの富豪という熾火家の中で、かすかに漂う得体の知れない “何か” というものも、綺羅自身は感じているんです。そこから生まれる彼女の陰りの部分を、原作を読んだ時から、演じる上で意識しようと思っていました。

――西村純二監督や音響監督の若林和弘さんからは、どのようなディレクションがありましたか?

「柔らかさがある雰囲気で」というディレクションを、アフレコ前からいただいていました。でも、物語全体に流れる割とシリアスな空気を染み込ませすぎて、自分から出る声のトーンが無意識に重く暗いものになってしまう時もあったんです。その時に「このシーンはもっと朗らかで、もっと明るくていいんですよ」というディレクションをいただいて。その時に、綺羅というキャラクターは、作品における一種の清涼剤的な存在なんだなと、感じました。

――『火狩りの王』には、犬が人間の相棒として登場しますね。

かなたをはじめ、作品に登場するワンちゃんたちが、とても可愛いです。もちろん人間と会話することはできないんですが、彼らが感じとっている人々の機微があって。特にかなたは、その部分をアニメの中で体現してくれるキャラクターで、とても頼もしいなと思います。
私が演じる綺羅は、特に犬好きっていうのもあって、ワンちゃんと戯れたりするシーンもあったりするんですね。そういう時のウキウキしてる感じは、ワンちゃんたちが引き出してくれる綺羅の可愛らしい一面だと思います。

――早見さんが思う、見どころや注目点をお聞かせください。

本当に素晴らしく唯一無二の世界観の中で、登場人物たちがそれぞれの思いを持って行動しています。。そんな彼らによる複雑な人間模様が、とってもリアルなんです。その生々しい感覚に、ぜひ注目していただきたいです。

――放送を楽しみにされている皆様へメッセージをお願いします。

物語の軸となる灯子と煌四をはじめ、本当に一筋縄ではいかないキャラクターがたくさん登場します。彼らは、いろいろなことを思いながら、物語の中で生きています。そのあたりも注目していただきつつ、「こんな未来があってもおかしくはない」という可能性が残されている世界に触れて、現代に生きる我々だからこその味わいを感じていただきたいです。
2023年という新たに始まる年と共に、『火狩りの王』を楽しんでいただければと思います。

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(C)日向理恵子・ほるぷ出版/WOWOW

アニメージュプラス編集部

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