• 山田尚子監督の完全オリジナル長編最新作『きみの色』2023年秋公開!
  • 山田尚子監督の完全オリジナル長編最新作『きみの色』2023年秋公開!
2022.12.03

山田尚子監督の完全オリジナル長編最新作『きみの色』2023年秋公開!

(C)2023「きみの色」製作委員会


◆作品情報
映画『きみの色』

2023年秋 全国東宝系公開

《ストーリー》
わたしには、人の心が「色」で見える
長崎市内のミッション・スクールに通う高校生の少女・トツ子は、人の感情が「色」として見える。
嬉しい色、悲しい色、穏やかな色、怯えている色・・・。

友達や家族の「色」を暗くしないため、気を遣い、空気を読み、その場を取り繕うようなウソをついてしまう。

そんなトツ子は、街の片隅にある古書店で出会った
とても美しい色を放つ美少女と、音楽好きの少年とバンドを組むことになる。

繊細すぎる3人が集まり、青春を奏ではじめる――

《スタッフ》
監督:山田尚子 『映画 聲の形』『リズと青い鳥』『けいおん!』『平家物語』
脚本:吉田玲子 『猫の恩返し』『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』『若おかみは小学生!』
音楽:牛尾憲輔 『映画 聲の形』『チェンソーマン』
企画・プロデュース:STORY inc. 『君の名は。』『天気の子』『すずめの戸締まり』
制作・プロデュース:サイエンスSARU 『夜は短し歩けよ乙女』『映像研には手を出すな!』『平家物語』
製作:「きみの色」製作委員会

◆スタッフプロフィール&コメント

<監督 山田尚子 Yamada Naoko>
人の外側と内側、そこから生みだされるそれぞれのかたちを描いてみたいというところから『きみの色』は始まりました。
人はきっと、その時向いている方向に進んでいくわけで、それが前であっても後ろであってもどちらでも成り立っていくと思うのですが、できれば前に進んでいきたい。
音楽を通じてお互いに共鳴していく主人公たちの、やわらかく力強い足取りを描いていきたいと思っています。
吉田さんの書かれる彼らの物語はとてもやさしく、そしてとてもチャーミングです。
悩んだり、何かを変えようとするときに起こる摩擦は、これからを切り開いていくためのとても大切な成長痛であって、その痛みがそれぞれの人が放つ色になっていくのかなと思うのです。
たくさんの色が出会って、混ざり合った先にはどんな色の世界が待っているのでしょう。
絵具を混ぜるパレットのような、または光を集めて分散させるプリズムのような、そんな物語を描いていきたいと思っております。
よろしくおねがいいたします。

【プロフィール】
2009年テレビアニメ『けいおん!』の監督に抜擢され監督デビュー、数々の社会現象を巻き起こす大ヒットを収める。2011年『映画けいおん!』にて初長編映画初監督を務め、小規模公開にもかかわらず興行収入19億円を突破、第35回日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞に輝く。その後、『たまこまーけっと』などの話題作で大躍進を続け、2016年には長編映画監督3作目となる『映画 聲の形』は累計動員177万人・興行収入23億円を突破する大ヒットを記録。
同作は第40回日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞のほか、アニメ映画祭としては世界最大規模のアヌシー国際アニメーション映画祭長編コンペティション部門入選を果たした。何気ない日常描写を瑞々しく描く映像センスと、繊細な映像演出で、現在のアニメーション界で最も高く評価されている監督のひとり。


<脚本 吉田玲子 Yoshida Reiko>
『きみの色』は、山田監督の「こういうことやりたいなぁ、こういう子たちを描きたいなぁ」というメモをいただいて、そこから脚本を作り始めました。
《色が見える女の子》というのは山田監督のアイディアで、すごく映像的で面白いなと感じました。
山田監督の作品は、登場人物たちがおずおずと手と伸ばし扉を開いていくような感じがあって、今回もその感覚を大切にしました。そこにある世界と、自分。そこにある現実と、自分。触れると痛いような傷ついてしまうようなものの中で、楽しさや愛しさや生命力を見出していくことを意識しながら書きました。繊細な心模様と、そこに寄り添うような監督の演出を今回もとても楽しみにしています。
『きみの色』はある意味、原点に戻ったようでもあり、今までの集大成的な面もありながら、さらに新しく踏み出していけるような作品になるのではないかと思っています。
光の当たり方によって、濃く見えたり、淡く見えたりはしますが、誰もが自分の『色』を持っていると思います。観てくださった方が、それぞれの『色』を愛おしく思えるような映画になっていると、うれしいです。

【プロフィール】
1993年NHK創作ラジオドラマコンクールに入選し、脚本家デビュー。1997年大人気アニメ『おじゃる丸』、1999年『おジャ魔女どれみ』シリーズなどに参加したことで高い評価を受ける。その後、2002年に映画『猫の恩返し』、2009年テレビアニメ『けいおん!』などに携わり、2014年には、東京アニメアワードのアニメオブザイヤー部門において脚本・オリジナル原作賞を受賞。さらに、2017年、2021年にも同賞を受賞した。
近年では、『映画 聲の形』(16年)、『若おかみは小学生!』(18年)、テレビアニメ『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』(20年)の他、2021年には山田尚子監督、サイエンスSARUと共にテレビアニメ『平家物語』を手掛けた。
オリジナル作品では、高い構成力でストーリーを紡ぎ、原作のある作品では、世界観を壊さずにエピソードをより洗礼されたものに仕上げる、多岐にわたって活躍する脚本家。

(C)2023「きみの色」製作委員会

アニメージュプラス編集部

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