• 八木勇征が舞台『脳内ポイズンベリー』で観客に届けたい「最高の時間」
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2022.09.02

八木勇征が舞台『脳内ポイズンベリー』で観客に届けたい「最高の時間」

八木勇征(FANTASTICS from EXILE TRIBE) 撮影/江藤はんな


――共演者の印象や、稽古場で印象に残っているエピソードなどありましたらお聞かせください。

八木 まず全員に対して思っていることは、本当にすごく優しい方たちばかりだということ。みんな思いやりがあって、いい作品に仕上げたいという気持ちを一人一人がしっかりと持っているからこそ、アドバイスをするにしても強い言葉じゃなく伝え合っていて。稽古では毎回ディスカッションがあるんですけど、そういったところを見ていても、みんなの人柄の良さが出ているなと感じます。僕は白石隼也さん(早乙女亮一役)と平野 良さん(越智宏彦役)、猪野広樹くん(石橋役)と一緒にいることが多くて、お兄さん方にいろいろ優しく教えてもらっています。

――末っ子ポジション的な感じですか?

八木 はい、未熟な末っ子をやらせてもらっています。稽古前の別仕事から稽古場に合流すると、「大丈夫?」と声をかけてきてくれたり、皆さんの何気ない優しさがすごく沁みています。
▲【明治座】舞台「脳内ポイズンベリー」より (左から)早川夢菜、木村花代、八木勇征、猪野広樹、石黒賢

――インタビュー掲載時はすでに公演が始まっていますが、稽古も終盤に差し掛かっている現時点での手ごたえをお聞かせください。

八木 キャストの方々、スタッフの方々に支えていただきながら、稽古を重ねるにつれて、よりクオリティの高い吉田になれている気がしています。この前の通し稽古で、全員の波長の歯車がかみ合って来たなという実感もあったので、今はもう早く本番がやりたい気持ちでいっぱいです。お客さんの反応もすごく楽しみですし。ここからさらに完成度の高いものに仕上げて、初日から皆さんに楽しんでいただけるように準備していきたいと思っています。

――芝居する際、舞台と映像ではどのような部分に違いを感じますか? 舞台で演技する時に気をつけることを教えてださい。

八木 映像はレンズの向こうで観てくださってる方に伝わる演技、細かい表情などで伝えるものだと思っていて。一方、舞台は正面だったり、左右だったり、上のほうだったりと様々な角度からたくさんのお客さんが観てくださっています。自分は360度どう見えているんだろうという意識を常に持ちながら、お芝居をしなきゃいけない。演出の佐藤祐市さんに言っていただいたことなんですけど、僕はどうしてもお芝居にのめり込みすぎると、一対一の「面と面の世界」だけでやってしまうことがあったので、そこは特に気をつけなければと思っています。

――では、舞台だからこそ楽しいと感じるところは?

八木 やるたびに、セリフや間、尺がすべて同じタイミングではないところです。そういったところを自分自身で感じるのもすごく楽しいですし、そこに自分が合わせていくのも、他のキャストの方々が合わせていくのも、公演によって違う歯車の噛み合い方をすると思うので、やっていて楽しいな、新鮮だなと思いますね。

――最後に、今後の意気込みをお聞かせください。

八木 キャストの方々も本当に心優しくて、アットホームな雰囲気で稽古をやらせていただいています。素敵なスタッフさんやキャストの方々と、ご一緒できることがすごく光栄です。多くの方に作品にのめり込んで、最高の時間を過ごしてもらえるように、大切に届けていきたいなと思います!

やぎ ゆうせい
1997年5月6日生まれ/東京都出身/LDH JAPAN所属/FANTASTICS from EXILE TRIBEのメンバー。主な出演作はTVドラマ『美しい彼』(清居 奏)、映画『HiGH&LOW THE WORST X』(山口孫六)ほか

撮影/江藤はんな

>>>舞台『脳内ポイズンベリー』の場面、八木勇征さんの撮り下ろしカットを見る(写真9点)

(C)水城せとな/集英社・フジテレビ

アニメージュプラス編集部

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