• 『オリエント』第13話/内田&日野&前野の放送直前スペシャル鼎談が実現!
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2022.07.07

『オリエント』第13話/内田&日野&前野の放送直前スペシャル鼎談が実現!

(C)大高忍・講談社/「オリエント」製作委員会


◆放送直前スペシャル鼎談(全文)


――まずは間もなく放送開始となる、第2クール「淡路島激闘編」について率直なご感想をお願いします。

内田雄馬(以下、内田) 「安芸旅立ち編」というサブタイトルのとおり、第1クールは武蔵と(鐘巻)小次郎が武士の道を歩き始める様子が描かれました。途中で(服部)つぐみが仲間に加わったり、武蔵と黒曜の女神の因縁が描かれたり、鬼を倒すための鬼鉄刀を手に入れたりと、盛りだくさんな内容でしたが、それらはすべて第2クール「淡路島激闘編」の布石だったりします。ある意味で、強大な鬼神との戦いが始まる第2クールは、物語の本格始動とも言える内容なので、放送がとても楽しみです。

日野聡(以下、日野) 僕が演じる(武田)尚虎について、第1クールではまだ顔見せくらいのイメージでした。そして第2クールでは、尚虎もキャラクターが掘り下げられていきます。武蔵をおちょくる気さくな兄(あん)ちゃんだった尚虎が、「淡路島激闘編」でどんな一面を見せるのか期待が高まりますね。

前野智昭(以下、前野) 僕は第2クールからの参加なのですが、アフレコは途中参加でもすぐに馴染める温かい現場で、とても楽しかったです。じつは最初のオーディションでは尚虎を受けていたので、日野さんが演じる尚虎をアニメで観て、「さすがだな。同じ大武士団のリーダーとして頑張らないと」と気合いが入りましたね。

――各キャラクターについて改めて教えてください。まず、新キャラクターの上杉竜臣はどんな人物ですか?

前野 日ノ本屈指の武士団である上杉武士団の団長で、統率力に優れたカリスマ性のある人物です。一度 “家族” と認めた者はとても手厚く扱いますが、家族以外には冷徹に振る舞う極端な性格をしています。味方にすると心強いけれど、敵に回るとやっかいな存在ですね。

内田 眼光鋭いビジュアルからして、強キャラクターですよね。なのに作内屈指の家族思いというギャップがあって。同じ立場の(武田)尚虎ともタイプが異なる、かっこいいリーダーです。

日野 竜臣も尚虎もリーダーとしての魅力にあふれているのですが、部下からの慕われ方が異なっているんですよね。例えるなら、竜臣が主従関係のきっちりあるプロ野球チームの監督で、尚虎が気心の知れた草野球チームの監督といったイメージかな(笑)。

前野 わかります! 竜臣のほうが尚虎よりも年上なこともあってか、上司感がありますよね。いっぽう尚虎は竜臣と比べて、団員との距離が近い印象です。

――続いて、主人公の武蔵について教えてください。

日野 武蔵はどんなに格上の相手でも怯むことなく、自分の志を曲げないところがカッコイイですね。周りの人間とのコミュニケーションで悩んだりと繊細な一面を持ちながら、一方でしっかり少年マンガの王道主人公もしていて面白いです。

前野 生い立ちが複雑だったりと気になるバックボーンがある武蔵ですが、彼自身はとてもまっすぐな少年ですよね。そのがむしゃらな行動が周りの人々の心を動かしていくので、観ていて気持ちいいし、すごく感情移入しやすいです。将棋でいうと香車、みたいな存在でしょうか(笑)。

日野 尚虎や竜臣からすると、その融通の利かなさというか危なっかしさも含めて、目が離せないんだよね。なんなら尚虎は、どこか自分と武蔵をを重ねて、シンパシーを感じているのではないかと個人的には思っています。だから武蔵をついついイジってしまうんじゃないかな。

――では、尚虎はいかがでしょうか?

内田 武蔵自身は手の平の上で踊らされている感があって絶対にムカついていると思いますが(笑)、僕の感想は “理想の大人像” のひとつといった感じです。むちゃくちゃ強くて、親しみやすい性格で、部下からも慕われていて、かつ大武士団のリーダーで。武蔵へのイジワルもどこか茶目っ気があって、さっぱりしているんです。あまりに魅力が多すぎて、ズルいとすら感じます(笑)。

前野 尚虎は武蔵に、「こう言われたら悔しいだろう」セリフを的確にぶつけるよね(笑)。

内田 ですね。絶妙に発破をかけてくるところがまた、「くそー!!」といった感じです(笑)。

前野 底が見えない強キャラ感もずっとありますね。どんなにピンチな状況であっても余裕がありそうだなと。あと、日野さんのお芝居によって、気のいいお兄ちゃん感をより強く感じます。

>>>第13話場面カットや鼎談の様子を見る(写真11点)

(C)大高忍・講談社/「オリエント」製作委員会

アニメージュプラス編集部

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