舞台挨拶の最後には、劇場版の大ヒットと第2期放送決定を祝して、原作者・芥見下々のお祝いイラスト&コメントも披露された。
劇場版の主人公である乙骨憂太の真っすぐな瞳と、彼に憑く特級過呪怨霊・祈本里香の乙骨を守るような姿が描かれたイラストは、コメントと合わせて必見だ。
▲芥見下々からのメッセージイラスト。2023年の第2期放送に向けて、これからますます盛り上がっていきそうな『呪術廻戦』。
今回の『呪術廻戦0』の大ヒットは、この作品だけにとどまらずアニメや漫画、エンタテインメントの世界全体がさらに展開していくための大きな起爆剤となるだろう。
最後に、キャストを代表して舞台挨拶を締め括った緒方恵美の挨拶を紹介しよう。
そこには、大ヒットへの感謝や作品に対する思いだけではなく、未来に向けた熱いメッセージも感じられた。
▲緒方恵美「この映画がヒットしたのは、まずは芥見先生の原作のお力があるからであり、そしてTVシリーズのキャスト・スタッフのみなさんが熱を込めて作ってくださったことが(ファンに)伝わって作品が盛り上がり、それを受けて私たちが(映画を)担当させていただいたーーみなさんのいろいろな想いが結晶した形だと思っています。100億とか数字のことは、肌身にも感じにくいので正直、よくはわからないです。ひとつだけわかっているのは、これだけたくさんのお客様がーー今、全国(の映画館)に来てくれているみなさんもそうですし、今ここにはいないけれど(映画を)観てくださった皆様おひとりおひとりが心を震わせていただいて、いろいろな方に伝えてくださった。そのおかげだと思います。たくさんの方々に支持をしていただけたというのは幸せなことだと思いますし、そういう作品に関われたということも本当に幸せだと思います。ご覧の通り、本当に希有なすばらしい作品だと思います。コロナ禍の中でこの作品が作られたということが、いちばん大きいかもしれません。未来につながっていく、そういう仕事であったと思います。私個人もですが、業界的な意味合いでもーーというと不遜な部分もあると思いますが、いろいろな形でつながっていく作品だと思います。ぜひこれからも、この作品だけではなくアニメ業界、漫画業界、いろいろな形でみなさんに楽しんでいただいて、そして、みなさんの力で未来につながっていくような形にしていただけたら嬉しいと思います」(C)2021「劇場版 呪術廻戦 0」製作委員会 (C)芥見下々/集英社