◆浦 和希(潔 世一役)インタビュー
【演じてみて感じる潔 世一の魅力を教えていただけますでしょうか?】浦さん 簡単な言葉で言ってしまうと潔は “主人公” なんです。他の誰よりもフィジカルがあるというわけでも、凄く癖が強いわけでもないんですが、彼を軸として話が進んでいくので、この作品を読む上で絶対に無視できない存在です。『ブルーロック』の読者は部活でサッカーをしている中高生の男の子が多いと思うんですが、そういう子たちが自分に重ねられるような等身大の高校生というのが一番の魅力だと思います。
【潔を演じる上で心がけていることはありますか?】浦さん 一番自分の中で大事にしたいなと思っているのは ”エゴ” と、潔じゃない芝居はしないことです。作中で潔たちは ”エゴ” をむき出しにする瞬間がありますが、アニメの映像に負けちゃだめだなと思っています。そこは音響監督の郷(文裕貴)さんと一緒に「僕はここまで出して良いでしょうか?」、「ここは一歩引いてシチュエーションにあわせて」といったことをディスカッションしながら演じています。
【本作品の注目ポイントを教えていただけますでしょうか?】浦さん やっぱり ”エゴ” です。原作を読み返しながら考えてみたのですが、やっぱりこの作品の主軸は ”エゴ” なんです。社会を生きる上であまり必要ないものかもしれませんが、潔たちがサッカーをやる以上、チームでの戦いではありますが、1人のサッカー選手としても生きていくわけです。そうなった時にただ周りにあわせているだけではダメなんだなと。
それってすごく声優に繋がるなと思います。それこそ僕は空気を読めないのに読もうとするタイプだったんですが、『ブルーロック』を読み始めたくらいから「そんな役者人生じゃ、面白くないな」と感じ始めました。それに色んなスポーツや仕事をされている方にも皆さんプライドがあって、そのプライドって ”エゴ” に繋がると思うんです。それは時には抑えなければいけない時もありますが、でも大切にしていかなければいけないと教えてくれた作品です。
【TVアニメの放送に向けてファンの皆様へ一言お願いします。】浦さん 『ブルーロック』は原作が本当にすばらしい作品で、とてつもない熱量を読んでいても感じるような作品です。その熱量をアニメスタッフの皆さま、声優陣、全員で力をあわせてとんでもなく熱い作品を作ろうと思っております。ぜひ皆さんもその熱量を感じて色んなことにチャレンジしてもらえたら僕としては『ブルーロック』に出演していて嬉しいなと思います。ぜひ放送を楽しみにしていてください。

さらに公式HPでは、浦さんのインタビューを2週にわたって公開。HPでしか読めない貴重なお話も満載!
▼インタビュー公開スケジュール前編:
公開中後編:1月26日(水)18時公開
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(C)金城宗幸・ノ村優介・講談社/「ブルーロック」製作委員会