• 舞台『千と千尋の神隠し』出演者が語る原作アニメ愛&MYベストシーン
  • 舞台『千と千尋の神隠し』出演者が語る原作アニメ愛&MYベストシーン
2021.11.11

舞台『千と千尋の神隠し』出演者が語る原作アニメ愛&MYベストシーン

会見に臨む舞台『千と千尋の神隠し』のキャスト陣  (C)2001 Studio Ghibli・NDDTM (C)2001 Studio Ghibli・NDDTM


続いてキャスト陣も意気込みを語り、本作で初舞台を踏む橋本が、「今まで緊張というものをしたことがありませんでした。でも、今初めて緊張を感じています。右も左も上も下も分かりませんが、皆さんの背中から何でも吸収して、とにかくまっすぐぶつかりたい」と熱い思いを述べ、続く上白石も「舞台でどうやるのかなとはてなマークが浮かびますが、ジョンの頭には既に素敵なアイデアがあるはず。千尋のように勇敢に頑張ります」と力を込めた。
さらにハク役の三浦宏規が「僕自身が龍になるのかどうかはわかりませんが楽しみ」と期待を述べ、カオナシ役の辻本知彦は自身がイメージするカオナシの動きをアーティスティックに表現。リン役の咲妃が愛するジブリ作品への出演に声を震わせる一方で、釜爺役の橋本さとしと田口トモロヲは共に「本番までに腕を何本か生やせるように頑張る」とユーモラスに語るなど、各々が作品愛に満ちあふれた抱負を述べた。

20年前の映画にも湯婆婆/銭婆役で出演した夏木は、「舞台は別物。とても楽しみ。私も新人のつもりで、橋本さんと同じ気持ちでやりたいと思っています」とコメント、夏木と共に同役を演じる朴璐美は、映画公開時に、千尋役の柊瑠美と名前を間違えられ、出演するのかと誤解したというエピソードを披露し、20年越しの出演を喜んだ。

記者からの質疑応答では、映画での好きなシーンについて、各人が下記のように答えた。

大澄:カオナシが「ア……ア……」と初めて言葉を発するシーン
田口:ハクが千尋におにぎりを渡すシーン
三浦:ハクが千尋を龍の姿で迎えに来るシーン
醍醐:千尋の両親が豚になる前の食事シーン
菅原:千尋が釜爺に電車の切符を貰うシーン
辻本:坊が勝手に歩くところと、机の上のビスケットを勝手にとるシーン
咲妃:湯婆婆の部屋に入る際に、千尋が魔力で吸い込まれて、最後にすってんころりんするシーン
妃海:銭婆の家に入る時に、カオナシが入り口で頭を打つシーン
朴:冒頭のトンネルに風が吸い込まれていくシーン
夏木:湯婆婆がカラスになるシーン
橋本:(朴と同じ)トンネルをくぐるシーン(特に風の音)
上白石:ハクからのおにぎりを号泣して食べた直後、千尋がけろっとした顔でハクにお礼を言うシーン
今回の会見で初めて一同に会したというキャスト陣。台本を読むのもまだこれからということだが、ケアードをはじめ、キャスト陣の作品への愛の強さが感じられた製作発表会見。今から初演が心待ちな舞台『千と千尋の神隠し』は、2022年3月2日より、東京・帝国劇場を皮切りに大阪、博多、札幌、名古屋で順次上演される。

>>>橋本環奈&上白石萌音の千尋が飾るポスタービジュアル、制作発表の様子を見る(写真9点)

(C)2001 Studio Ghibli・NDDTM

アニメージュプラス編集部

RECOMMENDEDおすすめの記事

RELATED関連する記事

RANKING

人気記事