コメント<綾野剛>この現場には “熱狂” がありました。
何かを創る神髄とは、真剣に熱狂するということ。そのためには「へのつっぱりはいらんですよ」ではないですが「余計なものはいらんですよ」と。
プロデューサーとしても俳優・綾野剛としても迷わない強さと精神力がとても重要でした。やると決めたら迷うな、やる前は死ぬほど悩んでいい。ちょっとでも迷いそうな事柄が生まれたら精神的に抜刀する。そういう意味で、撮影中は刀が歩いているような状態でした。
今作のようなドキュメンタリードラマ作品への参加をおすすめします。やってみて、一回ぶっ壊れるのもいい。本当の “現実” と自分の中に作っている “現実”。その業火を両方同時に味わう事ができる。毒見に一見の価値。
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