――では、ここでアニメージュプラスらしい質問も。子どもの頃にハマったアニメ作品はありますか。
松重 じゃあ僕から。絶対知らないと思うタイトルだけど『ピュンピュン丸』。
――知っています!
松重 あ、知ってます? ホント?
――つのだじろうさん原作のギャグアニメですね。
松重 財津一郎さんのあの歌、やっぱり最高ですよね。嬉しいな~、知っててくれましたか。さすがアニメの情報サイト! まだ主題歌歌えるもの。『ピュンピュン丸』、また観てみたいものですね。
田中 うーん、どうしよう……。
松重 考えてなかったの?
田中 すいません……どっちかっていうと、アニメはハマったというよりトラウマになったシーンを思い出すんですけれど。
――それはどんな?
田中 『アルプスの少女ハイジ』ですね。ちょうど放送していた頃、毎年夏に遊びに行っていた13歳上の兄の夫婦ゲンカに巻き込まれて、「要次君、もううちに遊びに来なくていいからね!」って言われたことがあって(一同笑)。
――それは大変ですね!
田中 「ヤバい、ここにはもう滞在できない」ということになって、その夜はそのまま近くの叔母の家に運ばれたんですよ。で、やっぱり人ってビックリしたり衝撃を受けると具合が悪くなるんですよね。高熱出して吐きながら、その日にやってた『ハイジ』を観ていた思い出があります。
松重 あー、その時に体の中へハイジが入ったんですか。
小峠 ワハハハハ、ガーリーな部分が!
田中 あと、これは大人になってからですけれど『おじゃる丸』にハマってたんですね。電ボがたんぽぽに恋をする回があったんですよ。もう「結ばれない恋」ってありがちなんですけれど、最後にたんぽぽが散って、それを電ボが追いかけながら「たんぽぽ様ー!」って叫ぶシーンで泣いちゃいました(笑)。それは自分でもビックリしましたね、こんな5分で人を泣かせるなんてすごいアニメだなって。
――いい話で収まってよかったです(笑)。
田中 今話しながらも思い出して、ちょっと……(と涙をこらえる表情)。
松重 ハイジが泣いています。
小峠 ハハハハハ!
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アニメージュプラス編集部