■楽しかった最終オーディションのパフォーマンス
ーーそして迎えた最終オーディションですが、パフォーマンス審査はどのように練習したんですか?
関根 まず私もいっしょにグループごとにフォーメーションと振りを教えて、そのあとにそれぞれのグループで練習するという流れでした。
鈴木 自分たちだけで、3日間練習しましたね。
ーーステージ上とほぼ同じ、あそこまでのレベルを要求するオーディションって、これまであまりないのではと思いました。
関根 時間的にも無理難題ではあったんですけれども、社長と話して、やはりあれくらいは絶対にクリアして欲しいということで決めたんです。
ーーあゆぴは内容を聞いて、どう感じましたか?
鈴木 わたしはアプガっぽいな~と思って、すごくワクワクしました! 純粋に最終審査が楽しみでしたね。まずグループのメンバーと、誰のパートかが送られてきたんですよ。自分は佐保(明梨)さんのパートでした。そこで「このグループの中で、自分に求められている立ち位置はなんだろう」と深く考えてパフォーマンスできたのが、すごく楽しかったです。「もしかしたら、歌えるかどうかを試されているのでは?」と考えていました。あとはグループの中で最年少だったんですよ。だから、とにかく元気にパフォーマンスしようと考えました。
ーーそこまで考えていたというのは驚きです。
鈴木 わたし、そういう自分の立ち位置とか、考えちゃうんですよ。
ーーそこからのグループでの練習はいかがでしたか?
鈴木 そこから、グループで集まって練習して、全員がダンスも歌もちゃんと揃えてできるようになったと思っていました。ですが、それをダンスの先生に見ていただいたら、揃いすぎていておもしろ味がないと言われて…揃えれば揃えるほどいいと思っていたのに、違ったという。
関根 ああ、そこは昔のわたしたちと同じですね。
鈴木 すごく難しかったです。そこからどういう風に自分の個性を出していくのか、それを研究するには時間が足りなかったですし、どうすればいいのかわからなくなっちゃって…考えに考えましたね。
関根 きっちり揃ってからが、大変なんですよ。揃えるのは当たり前で、そこから個性を出すというのがパフォーマンスに注目してもらえる上で大事なことで。わたしたちも、それをつかむのに苦労しましたね。
ーーそういう部分は、新体制前のアプガ(仮)は凄かったですからね。5人最後の日比谷野音は、その最たるものだったじゃないですか。
関根 (笑)。そうですね! 長いこといっしょにやって、お互いのことを解ってますし、ステージでどこまでやっていいかとかも解ってますからね。もうとにかく楽しかったです。新メンバーも、そういうところまで早く来て欲しいですね。
ーー最終オーディションのパフォーマンスは、楽しかったですか?
鈴木 楽しかったです! わたしたちのグループはダンス経験者が多かったので、きっちり覚えて、余裕をもってパフォーマンスできたと思います。それに好きな曲ばかりだったので、楽しくパフォーマンスできました。