• 佐世保×サイバーパンク 東映アニメ実験映像『URVAN』公開!
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2021.02.14

佐世保×サイバーパンク 東映アニメ実験映像『URVAN』公開!

(C)東映アニメーション


◆本プロジェクトのスタッフ陣からコメント到着!
<企画・監督:梅澤淳稔>
新しい映像表現を試しつつ、新人も育成しながら新しいIPの種を創りたい。
そんな想いが長崎国際大学に届き、佐世保の地方創生という枠組みでご協力していただけることになり、 『URVAN』を製作することが出来ました。
コロナ禍でロケハンに伺うことが出来なかったため、学生の皆さんに「自分が見せたい佐世保」というテーマで何百枚もの写真を撮っていただき、その写真と地図とを見比べながら物語を構成して絵コンテを作成。
その写真をCG処理してアニメ画風とサイバーパンク風の2種類の背景を制作、新人アニメーターが初原画にトライ、1カットごとの色指定と撮影処理、当社初の試みであるリモートでの編集作業。
こうして出来た映像に旧知の作曲家高梨康治氏に映像に合わせて思うがままに音楽を付けてもらいました。
どんな映像が出来たのか確かめていただければ幸いです。

【プロフィール】
1981年4月東映動画(現・東映アニメーション)の第1期研修生に採用。研修後に入社し、演出家として『GS美神』『ご近所物語』『神風怪盗ジャンヌ』などのタイトルでシリーズディレクターを務める。
2003年プロデューサー転身。 2007年『映画 Yes!プリキュア5 鏡の国のミラクル大冒険!』にて観客応援アイテム・ミラクルライトを、 2009年「フレッシュプリキュア!」にてエンディング3DCGダンス映像を発案。以降、ミラクルライト、エンディング3DCGダンスは「プリキュア」シリーズに定着している。現在は執行役員。新規IP研究開発チーム「PEROs」を統括するプロデューサーであり、その最新作『URVAN』では2007年『モノノ怪』以来、 14年ぶりに絵コンテを手がけた。

<音楽:高梨康治>
最初梅澤さんからご連絡を頂いた時、「また梅澤さんと作品が作れる」という事が嬉しくて仕方ありませんでした。
そして初めての打ち合わせで映像を拝見した時、その綺麗でミステリアスな世界に引き込まれました。
梅澤さんから基本的なイメージと方向性を伺ったあと「内容はお任せで」とのお言葉!
お任せって、作家としては最高に光栄な事なんです!
そして映像を見ているとイメージがどんどん広がっていって頭の中で音が鳴りました。
一気に書き上げてデモをお送りすると梅澤さんから「すげぇ」と言うお返事!
スタジオに入ってキャラの動きに合わせて梅澤さんと相談しながら細かい調整をして行きました。
そして仕上がりは! もちろん素晴らしい映像にイメージ通りの音楽をつける事ができました。
製作者達の感性が高い次元で融合した作品だと思っています。
沢山の方々に見て頂きたいです!

【プロフィール】
ロックを音楽的原点とし、ハードロックとオーケストラを融合した重厚かつ華麗なサウンドを得意とする音楽家。音楽制作集団『Team-MAX』主宰、和楽器をフィーチャーしたロックユニット『刃-yaiba-』のリーダーでもある。 2013年、 2014年、 2017年『JASRAC国際賞』を受賞。代表作に、『NARUTO-ナルト-疾風伝』『BORUTO-ボルト-NARUTO NEXT GENERATIONS』『FAIRY TAIL』『ゲゲゲの鬼太郎(第6期)』『美少女戦士セーラームーンCrystal』『フレッシュプリキュア!』~『スマイルプリキュア!』『地獄少女』『ログ・ホライズン』『地球へ…』『PRIDE』テーマ曲等がある。

<協力:長崎国際大学 人間社会学部 国際観光学科 尾場均准教授>
当研究室では、佐世保の地域活性化をテーマに社会人基礎力を身につけるためのアクティブラーニングを実践しています。本作品『URVAN』への協力は、オンライン会議やロケーション撮影に参加することで学生自身が自ら考え、自ら行動する能動的な学びを実践する場となりました。学生が撮影した佐世保の素晴らしい風景が、映像の細部に表現されています。この作品を通して、佐世保の魅力を多くの皆さんに届けられたらと思っています。
※アクティブ・ラーニング:学修者が能動的に学習に取り組む学習法の総称

【プロフィール】
コンピュータ基礎演習、映像文化論、情報処理論の授業を担当。地域連携活動では佐世保市の地域活性化をテーマに位置情報を使ったスマートフォンでのスタンプラリーの開催や佐世保の民話を出版。2020年に学生と「株式会社ジャックラビット」を設立。地域を紹介するテレビ番組の制作やFM放送局のパーソナリティなども務める。

<協力:長崎国際大学人間社会学部 国際観光学科 尾場均研究室 学生代表 下川真凜>
私たちは、本プロジェクトに携わることで、地元である佐世保の魅力とは何なのか? を改めて考えました。
『URVAN』では、私たち学生が「ここぞ」という佐世保の魅力溢れる場所を選び、映像に詰め込んでいただきました。
アニメ、そして、サイバーパンクという表現を通して、佐世保に住む人も地元の新たな一面に気づかされるであろう作品です。是非、ご覧いただきたいと思います。
本作品をTwitter、 Instagramで宣伝・告知したキャラクター「碧波みなと」(あおばみなと)は、佐世保市観光大使(非公認)として学内ベンチャー企業の株式会社ジャックラビットと尾場均研究室が協力してプロデュースしています。
今後も佐世保の情報発信を行っていきますので『URVAN』ともども応援のほどよろしくお願いいたします。

◆「PEROs」(ペロズ)とは

1956年の創立以来60年以上にわたり、日本のアニメーションの「開拓者」として挑戦し続けてきた東映アニメーション独自の演出・作画技法等の「伝統」に CG・xR・AI等の最新のデジタル技術による「革新」を加え、常識にとらわれない「想像力」と、それを具現化する「創造力」を組み合わせ、新たな映像表現への挑戦とオリジナルIPの開発を行う。また、ベテランスタッフが培ってきた東映アニメーション独自のノウハウを若手スタッフに継承して、人材育成も行っていく。
地方創生と産学協同をテーマにした「PEROs」第1回目の作品である実験映像『URVAN』のように、今後も様々なテーマに挑戦し、ショートムービー、CM、テレビ、劇場、電子公告など各場所で挑戦していく。

(C)東映アニメーション

アニメージュプラス編集部

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