• 舞台挨拶でお悩み相談も!映画『好きでも嫌いなあまのじゃく』
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2024.05.20

舞台挨拶でお悩み相談も!映画『好きでも嫌いなあまのじゃく』

左からツムギ役の富田美憂、八ッ瀬柊役の小野賢章、監督の柴山智隆 (C)コロリド・ツインエンジン

2024年5月24日(金)よりNetflixにて世界独占配信&日本劇場公開となるスタジオコロリド待望の最新作『好きでも嫌いなあまのじゃく』。その完成試写会が東京・新宿バルト9で5月14日に開催された。今回はその試写上映前に行われたメインキャスト陣と監督による舞台挨拶のもようをお届けしていきたい。

映画『好きでも嫌いなあまのじゃく』は、『ペンギン・ハイウェイ』(2018年)、『泣きたい私は猫をかぶる』(2020年)、『雨を告げる漂流団地』(2022年)に続いて制作された、新進気鋭のクリエイターが集まるアニメスタジオ・スタジオコロリドによる長編アニメーション映画第4弾。
“みんなに嫌われたくない少年”と“天真爛漫な鬼の少女”が繰り広げる“ひと夏でひと冬”の青春ファンタジーとなっており、監督は『泣きたい私は猫をかぶる』で長編監督デビューを飾った柴山智隆。主演には小野賢章、富田美憂。クリエイターの個性が輝る独創的な世界観と柔らかな線と圧倒的な色彩美、実力派声優たちの名演に瑞々しい物語を彩る音楽など、豪華スタッフ&声優の才能を結集。「日常から非日常へ」を掲げる「スタジオコロリドらしさ」が詰まった作品となっている。

舞台挨拶にはメインキャストである八ッ瀬柊役の小野賢章とツムギ役の富田美憂、監督の柴山智隆が登壇。抽選で招待された10代から20代前半の学生たちが詰めかけた会場を見回した小野は「若いパワーを吸い取りにきました(笑)」、富田も「今日は若い空気いっぱい吸って帰ります(笑)」などと語り、挨拶から観客たちを笑わせるなど和やかな雰囲気の中イベントはスタートすることになった。

トークではまず出演オファーを受けたときのことを語っていくことに。小野は「スタジオコロリドさんの作品には『泣きたい私は猫をかぶる』に出演させていただいていたので、オファーをいただけたのはすごく嬉しかったのを憶えています」と言いつつ、「台本いただいて読んでまず最初に『こ、こ、こ、こ、高校一年生だと!』ってところが一番の衝撃でした」と驚きの配役だっと当時を回想。柊を演じるには気持ちの部分でどうやって若くできるかがポイントだと感じていたそうで、「柊とツムギの心情の変化が丁寧に描かれていたので、流れに身を任せれば大丈夫と思いました」と脚本やスタッフ陣への信頼感を口にしてくれた。
また富田は若い二人が主人公ということで、同年代だった頃の自分を思い返しながら収録にのぞんだとのこと。収録では「自分のちょっと苦い思い出やキラキラした気持ちを思い出しながら演じさせていただきました」と役作りについて明かしてくれた。

そんな二人だが今回オーディションではなく、指名でのオファーがあったそう。二人を選んだことについて柴山監督は「賢章さんは『泣きたい私は猫をかぶる』で主人公の親友役を演じていただいたことがあって。真面目で誠実な人柄と、奥底に秘めた想いを感じる深みのある声が柊にピッタリだなということで最初から決めていました」とオファーの理由を解説。MCから「プロポーズのような」と言われた小野は「ありがとうございます(笑)。嬉しいですし、それに応えられるように一生懸命頑張りました」と感謝の言葉を述べていた。
富田についてはこの作品の内容とツムギのキャラ性を元に音響監督と話し合いをした上で候補を出してもらい、ボイスサンプルや過去作をチェックした結果、迷わず決定したと柴山監督。「人間世界に一人で来た鬼の少女という特別な存在だったので、特別な声の人にお願いしたかった」との言葉に、富田は「泣いちゃうな」と大喜び。「声質のところが大きかったとお聞きしていて、小っちゃい頃から『変な声』って言われて育ったので、『この声に産んでくれてありがとう、ママ』って思いました」と笑顔を見せていた。

アニメージュプラス編集部

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