• 『狼と香辛料』旅を感じさせる曲「アンダンテ」と、ClariSの共通点
  • 『狼と香辛料』旅を感じさせる曲「アンダンテ」と、ClariSの共通点
2024.05.08

『狼と香辛料』旅を感じさせる曲「アンダンテ」と、ClariSの共通点

『狼と香辛料』旅を感じさせる曲「アンダンテ」と、ClariSの共通点

ClariSがシングル「アンダンテ」をリリース。表題曲はアニメ『狼と香辛料 MERCHANT MEETS THE WISE WOLF』エンディングテーマで、絵本のようなエンディング映像と楽曲がマッチしていると好評。ClariSのクララとカレンに、楽曲についてはもちろん、旅の思い出など楽曲にまつわるエピソードを聞くと、北海道ではフォークダンスで「ジンギスカン」を踊るのが定番であることが判明した。(前編/全2回)

■北海道と東京。ClariSの活動は常に旅

――アニメ『狼と香辛料 MERCHANT MEETS THE WISE WOLF』エンディングテーマ「アンダンテ」が好評です。

クララ:曲名の「アンダンテ」は音楽用語で「ゆっくり歩くように」という意味なのですが、アニメのエンディングとして聴くと、主人公のクラフト・ロレンス、狼が変化した少女・ホロと一緒に旅をしている気分になれます。

カレン:エンディングの映像は立体的な紙芝居みたいで、おとぎの世界に入り込んだまま次回を迎えられる感覚で、それは『狼と香辛料』という作品ならではの表現なので、その部分に楽曲がとてもマッチできたなと思います。

――『狼と香辛料』はロレンスとホロが二人で旅をするお話ですが、ClariSの二人で旅をしたことは?

クララ:そもそもClariSの活動が、旅だなって思います。二人でいろんなことを乗り越えながら、楽しみながらやってきたので、そういう意味で「アンダンテ」の歌詞は、とても共感できますし、私たちの関係性とも重なるところがあります。MV撮影やツアー、イベントなど、東京以外にもいろんな場所に行かせていただくのが毎回すごく楽しみで、歌を届けに行くのはもちろん、その土地の皆さんと会うのも楽しみだし、私たち自身もその土地の美味しいものを食べるのが楽しみだったり、私たちの活動の楽しみ方は旅のそれと何ら変わらないと思っています。

カレン:もちろん仕事ではありますけど、その仕事自体、私たちの好きなことをお届けしている感覚ですし、行く先々で新しい人たちと出会って、そこで人の輪が広がったり、新しいことに挑戦したり、何が起きるか分からない冒険感も含めて、旅っぽさはあるかなと思いますね。それに活動拠点が北海道なので、ちょっと離れた場所でいろいろなものを作って、それをお届けしに東京やいろんな土地に来ているという感覚もあります。もしも東京で暮らしながらの活動だったとしたら、この感覚はもっと違ったものだったかもしれないです。

――北海道と東京を行ったり来たりする活動が多いと思いますが、仕事で東京に来るときは、ワクワクした感じでしたか?

カレン:昔は、忘れ物がないかとか、心配ばかりでした。

クララ:初期は東京を楽しむ感覚よりも、「大丈夫かな? 上手くできるかな?」という、不安からくるドキドキのほうが強かったと思います。「とにかく届けるんだ!」と、意気込んでいる感じでした。

カレン:回を重ねるごとに少しずつ慣れたのもあるし、各地の皆さんがすごく優しいので、今は皆さんと会える楽しみでワクワクしかありません!


ライター:榑林史章、編集:アニメージュプラス

RECOMMENDEDおすすめの記事

RELATED関連する記事

RANKING

人気記事