• 【WANDS】楽曲に込めた思い、初ホールツアーに臨む気持ちを語る!
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2024.04.10

【WANDS】楽曲に込めた思い、初ホールツアーに臨む気持ちを語る!

【WANDS】楽曲に込めた思い、初ホールツアーに臨む気持ちを語る!

TVシリーズ特別編集版『名探偵コナン vs. 怪盗キッド』のテーマソング「大胆」のCDを4月10日にリリースするWANDS。同作のカップリングには、6月~7月に開催する初のホールツアー「WANDS Live Tour 2024」で披露することを想定して制作した「honey」(通常盤)と、第5期として初の楽曲「真っ赤なLip」のライブバージョン(名探偵コナン盤)を収録。楽曲に込めた思いや初のホールツアーに臨む気持ちを、ボーカルの上原大史、ギターの柴崎浩に聞いた。(後編/全2回)

【前編】【名探偵コナン】怪盗キッド参上!WANDSが奏でる「大胆」が熱い! 

■ライブだと勝手にフェイクとかアドリブが出てくる

――「大胆」のMVは横浜の夜景をバックに撮影しています。注目してほしいポイントは?

柴崎:上原のカメラ目線が多いのは、今回のポイントじゃないかな。

上原:とにかく「カメラを観て」って言われて(笑)。だいぶ恥ずかしくて、自分ではなかなか観られないですけど、そこは挑戦でしたね。

――通常盤のカップリングには新曲「honey」を収録しています。

柴崎:ライブでこんな曲があったらいいなというイメージで作りました。あと、ベースで始まる曲があってもいいんじゃないかというアイデアもあって。肩肘張らず、みんなでノレて楽しめるみたいな曲にしたいなって。

――ギターソロとボーカルのフェイクが対決しているみたいで、そこがすごく格好良かったです。

上原:最初はそういう予定ではなくて、単に自分を高めるためにフェイクを入れて歌ったたら、それが格好いいということで、そのまま入れてしまおうと。

柴崎:ライブだと勝手にフェイクとかアドリブが出てくるように、レコーディングでもそういう感じで歌っていたんです。でも、それが格好良かったので。

上原:今までも、レコーディングした後にライブで歌って、ライブのほうが良いということがちょくちょくあって。聴いた人からも、「ライブのほうが、テイクがいい」ってよく言われるんです。だからこの時は、ライブ会場で目の前にお客さんがいることを想像しながら歌ったんです。

――6月~7月に開催のツアー「WANDS Live Tour 2024 ~BOLD~」でぜひ聴いてほしいですね。

上原:そうですね。実際のライブでは、その日の気分でフェイクの部分が変わるかもしれません。でもそういうのって、変えようと思っているわけではなくて。「honey」のAメロのフェイクも1番と2番で違うんですけど、それも意識したわけでなくて、歌っていて気持ちいいほうに流れた結果そうなったという感じです。

■入った当時の迷いはもう一切ない

――『名探偵コナン盤』のカップリングには、「真っ赤なLip[LIVE ver. from WANDS Live Tour 2023 ~SHOUT OUT!~]」を収録しています。

柴崎:CDの音源とは違う、テンション高めのすごくいいテイクなので、ぜひ皆さんに聴いていただきたいと思って収録しました。これを聴いて、ぜひライブにも足を運んでくださったらうれしいです。

上原:「真っ赤なLip」は、WANDSに入ったばかりの時の5年前に録った音源で、ライブがどういうものかまだ分かっていなかったし、どう歌っていいか分からないまま歌っていたところがあって。上原大史の声がまだ固まっていないし、まだ歌に迷いがあったと言うか。

――それでは、その音源からの成長を感じてほしいですね。

上原:そうですね。だいぶ変わったと思います。

柴崎:自然な等身大の表現と言うか、理性的に考えずにパフォーマンスできるようになっていて、それがすごく表れているテイクだと思います。

上原:入った当時の迷いはもう一切ないので、ちゃんと上原大史の歌になっていると思います。それは「大胆」も「honey」もそうです。

――柴崎さんから見て、上原さんの成長はどう感じますか?

柴崎:最初の頃はコロナ禍で有観客ライブができなくて、ファンの方と接するタイミングが無さ過ぎて、しんどさが倍増したような気がします。WANDSとしてどう進めばいいか、答えが見えないところがあったんじゃないかと思います。それが少しずつ有観客のライブができるようになって、お客さんとの接点が増え始めてからは、ちょっとずつ焦点が定まっていった感覚がありますね。

上原:俺としては、肩の力が抜けた感じだと思います。日本では、ボーカルが何代目とかって変わっていくバンドって、前例がほとんど無かったし。

――海外のメタルバンドとかならたくさんいますけどね。

上原:そうそう。メタルはボーカルよりもギターが人気だったりする場合もあって、イングヴェイ・マルムスティーンなんかボーカルが何人替わったことか(笑)。でも日本は歌手に対するものが厳しくて、こうじゃないとダメみたいな。「WANDSはこうだ」みたいな思いが強いので、まずは何をどうやっても叩かれることは覚悟していて、ある程度開き直ってやるしかないと。事務所内でも、誰も正解が分からなかったし。

――リアルでライブを重ねていくうちに自信がついていった。

上原:そうですね。お客さんのリアクションを観て、「ここはこうなんだ」とか「ここはこうしよう」みたいなものが見えていった。やってみないと分からないことの連続でしたけど、それによって少しずつという印象です。

――今回は初のホールツアーとのことですけど。

柴崎:昨年のZeppツアーの手応えとして、「もっとやりたかった」という、すごくいい感触を得ました。それから新曲も増えたし、プラスアルファで未発表曲もやれたらいいなと思っています。ホールということでキャパが増えるのは未知なので、そこは体当たりでやろうかと。

上原:最終日である7月8日の東京ガーデンシアターは約8000人入るんですよね。

――そういう規模感にビビったりはしないですよね?

上原:いや、ビビってますよ(笑)。でもコナンのファンやキッドのファンが来てくれたらうれしいです。バンドのスタイルとしては、ホール会場のほうが合っていると思っていますし。まだ経験も浅いので、MCでも多分感動的なことは言えないと思いますけど、温かい気持ちやアツい気持ちになって帰ってもらえたらうれしいです。


アニメージュプラス編集部

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