小児がん経験者の子どもたちとその家族がデザインした「ムーミン」グッズが登場。売り上げの一部は、小児がんをはじめした重い病気と闘う子どもたちとその家族を支援する特定非営利活動法人「シャイン・オン!キッズ」へと寄付される。『ムーミン』は、フィンランド出身のトーベ・ヤンソンによって生み出された世界的な人気キャラクター。トーベが描いた小説、コミックス、絵本をはじめ、それをもとにしたグッズ、スポット、アニメーションなどは今も多くの人々に愛されている。
日本国内における『ムーミン』のライセンス管理会社「ライツ・アンド・ブランズ」と繊維専門商社の丸眞の協力のもと、ウォッシュタオルやフェイスタオルなどのグッズを製作した2022年に続いて開催された本企画には、新たに陶磁器メーカーの山加商店が参画。
病気とたたかう子どもとその家族のコミュニティ「シャイン・オン!メンバー」に所属する、小児がんを経験した10名の子供たちがグッズデザインに参加することに。
「ポケットに入るサイズのものがいい」「学校に持って行きやすいものを」という子どもたちの声を受けて、2回目となる今回はタオルハンカチ、エコバッグ、さらに家で楽しめるマグカップのデザインに挑戦。
子どもたちは『ムーミン』についての情報や、タオルやマグができるまでの過程などを事前勉強会で学び、その後自分たちのイメージするデザインを用紙に表現。丸眞と山加商店両社のデザイナーらからアドバイスを受けながら、キャラクターの配置やアクセントの木々や月などの色選びなど、様々な想像力を膨らませながらデザイン作成に取り組んだ。
3月15日には企画に参加した子供たちとその家族を招いてのお披露目会が開催された。タオルハンカチ、エコバック、マグカップが各2種類ずつ完成し、参加した子どもたちからは「貴重な体験ができてうれしかった」「(作業の)パソコンで見てたものよりかわいい。学校に持っていける」、「想像以上の出来。楽しかった」など、数々の喜びの声があがった。
グッズは『ムーミン』のオフィシャルのECサイト「MOOMIN SHOP ONLINE」や丸眞、山加商店の公式オンラインショップ、各地の『ムーミン』オフィシャルショップにて現在展開中。デザインの可愛らしさと優しい色合いが好評で、一旦完売した店舗もあったほどの人気だという。
あなたにとって小さな気づきとなるかもしれない、『ムーミン』と子供たちの交流が生み出したアイテムたちを是非チェックしてもらいたい。
>>>展開アイテムのラインナップ、子供たちのデザイン作業の様子を見る(写真18点)(C)Moomin Characters(TM)