• 『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』完成会見イベントにあふれた20年分の熱い思い
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2024.01.17

『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』完成会見イベントにあふれた20年分の熱い思い

(左から)イベントに登壇した仲寿和プロデューサー、グリフィン・アルバレスト役:森崎ウィン、オルフェ・ラム・タオ役:下野紘、ラクス・クライン役:田中理恵、キラ・ヤマト役:保志総一郎、シン・アスカ役:鈴村健一、主題歌アーティスト:西川貴教、福田己津央監督 (C)創通・サンライズ

約20年の月日を経て、1月26日よりついにシリーズ完全新作として全国公開される劇場版『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』。その完成を記念して豪華キャスト&スタッフが『SEED』シリーズの懐かしい思い出や『SEED FREEDOM』について語り尽くす公開直前記念・完成会見イベントが、1月10日に東京・丸の内ピカデリー1で開催された。大いに盛り上がったその内容を駆け足でレポートしよう。

客席のファンから送られる大きな拍手に包まれながら、キラ・ヤマト役の保志総一郎、ラクス・クライン役の田中理恵、シン・アスカ役の鈴村健一、オルフェ・ラム・タオ役の下野紘、グリフィン・アルバレスト役の森崎ウィン、主題歌アーティストの西川貴教、そして福田己津央監督、仲寿和プロデューサーの8人が登壇した。

キラ役の保志は「いよいよ完成したということで僕も楽しみにしております。皆さん、(公開まで)もう少しです!」と笑顔いっぱいに挨拶。偶然にも鈴村さんとジャケット&色違いのインナーといったおそろいのファッションになっていることをMCからツッコまれると「お揃いなんだよ、これ合わせたんだよね?(保志)」「なんで嘘つくんですか、合わせてないですよ!(鈴村)」というやり取りに会場から笑いが起きたが、「これも運命、まさにディスティニー」と作品に絡めて見事に鈴村が場を収めた。
福田監督も「20年越しの作品を作らせていただきました。僕も7、8回観ても十分楽しめましたので、皆さんなら20回ほど楽しめると思います」と語り、観客の期待感をさらに高めてくれた。

豪華登壇者のトークは、福田監督が選んだ劇場版を観る前に押さえておくべきポイントをTVシリーズの映像と共に振り返るコーナーからスタート。
キラとアスランに関して福田監督は、それぞれ演じる保志さん・石田彰さんらしさを感じると発言。「僕や石田さんがキャラをそう育てていったのかなって気もする」という保志の言葉に、福田監督も「二人がどう感じているかという演技をフィードバックしながら、演出やシナリオを変えていった」と当時の思い出を語ってくれた。
さらに二人の関係について「みんな(二人は)仲良いっていうんですけど、全然仲良いと思えない。いつもキラが最終的に我を通しちゃって、アスランが面倒をみている」「(キラは)“アスランたらし” ですよね。まぁ、今回の映画では痛い目をみればいいんですよ」という福田監督の発言に客席も盛り上がった。

ここからトークは劇場版パートへ。『FREEDOM』が公開間近となった今の心境について、福田監督は「20年ぶりですか……多くのスタッフの方が苦労してくださってようやく完成した作品なので、本来は『おめでとう』と言ってもらえるのは僕ではなく、映画にクレジットされてる全ての人だと思っております。変わってお礼を述べさせていただきます、本当に皆さんありがとうございます」と改めて感謝の意を表した。
またこれまでのシリーズで出てきたキャラクターたちがいろんなところで登場しているのが本作の大きな見どころなのだが、福田監督曰く「カズイが登場するシーンが分かったら大したものですね」と一言。仲プロデューサーからも「絵コンテを読んでいなかったらわからなかったかも」という言葉が出るほどの難易度らしいので、ぜひ公開時に探してみてほしい。

完成した映像について聞かれた保志は、「いやー、観ちゃいましたよ。『完成してるー!』と思いました。すごかった!」と感想を述べ、「(内容が)薄いよ(西川)」「小学生のコメントみたい(下野)」とツッコミが入ると、保志は「何も言えないんだもん」とまだまだ本作の詳細に触れられないことが悩ましい様子を見せた。
田中は「絶対に感動すると思ってティッシュを持っていったんですが、足りないぐらい涙腺崩壊しました。観に行く方は最低3つポケットティッシュを持って行ってください」と鑑賞時の必須アイテムをオススメ。
鈴村も「『DESTINY』出演前に3日で全話一気観した、あの時の『ガンダムSEED』をメチャクチャ感じられました。シリーズ全ての要素が入っています。待っていたものがそこにあるな、って感じがすごくしました」と、自身の感想を熱く語った。

(C)創通・サンライズ

アニメージュプラス編集部

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