1980年代にビールのCMで話題となったペンギンのキャラクター「パピプペンギンズ」を立体化した「パピプペンギンズ フィギュアコレクション」が2023年6月下旬にカプセルトイとブラインドBOXで登場。「パピプペンギンズ」はアートディレクター・戸田正寿とイラストレーター・ひこねのりおのイラストによって生み出されたペンギンのキャラクター。1980年代にビールのCMに起用され、お茶の間の人気を博した。
男の子の「パック」と女の子の「ピッキー」の恋物語が展開されるCMは、キュンとする場面や切ない場面が繰り広げられ、印象的なCMソング(松田聖子『SWEET MEMORIES』)とともに当時大変話題となった。
その後グラスやぬいぐるみ、文房具などさまざまなグッズが制作され、昭和の時代に大ブームを起こしている。登場から30年以上経った現代でも企業とのコラボレーショングッズが発売されており、その魅力は年代を超えて今もなお愛され続けている人気キャラだ。
アニメーション映画『ペンギンズ・メモリー 幸福物語』(1985年)も製作された。
ただしこちらはキャラクターの名前や設定が異なり、過酷な戦争やそのPTSDに苦しむ主人公が描かれるなど、キャラの外見はかわいらしいにもかかわらずビターな物語となっている。
今回ケンエレファントでは、ひこねのりおのイラストを立体化し手のひらサイズのミニチュアフィギュアを制作。「パック」と「ピッキー」各2種で展開する、全4種のラインナップだ。
涙もろい「パック」がほろりと泣いている姿や、歌手を夢見る「ピッキー」がスタンドマイクの前で歌う姿など、キャラクターの特徴を捉えたデザインで魅力を表現している。思わず手に取ってみたくなるようなふくよかなフォルムも、愛くるしさあふれる仕上がりとなっている。また、ワイングラスやプレゼントボックスなどのサブアイテムが全種に1点ずつ付属する。
当時を知る方には懐かしさを、初めて見る方には昭和レトロの魅力を新鮮に感じさせる、ポップでキュートなアイテムだ。特に「泣かせる味じゃん」というCMのフレーズをご記憶の方は、ぜひチェックしていただきたい。
>>>個別写真をチェック「パピプペンギンズ フィギュアコレクション」の画像を見る(画像11点)(C)TODA&HIKONE