• 人気声優14組が挑んだ華麗なるアニソンバトル『声優紅白歌合戦 2023』
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2023.05.28

人気声優14組が挑んだ華麗なるアニソンバトル『声優紅白歌合戦 2023』

豪華声優陣が大いに盛り上げた歌の祭典の見どころをプレイバック!

ベテランから若手までさまざまなキャリアを持つ人気声優たちが紅白に分かれてアニメソングを歌い合い、観客の投票で優勝を決める “声優による声優ファンのための祭典”『声優紅白歌合戦 2023』が、5月20日にパシフィコ横浜・国立大ホールで開催された。大いに盛り上がったイベント内容を、駆け足で振り返ってみよう。

『声優紅白歌合戦』は『ケロロ軍曹』のギロロ伍長役や『Fate/stay night』の言峰綺礼役など人気キャラクターを数多く演じる中田譲治さんが発起人となり、「歌唱する出演者は声優のみ」をコンセプトに2019年から始まった歌のイベント。3回目となる今年は人気声優14組が参加した。

古谷徹さんによる「『声優紅白2023』、ここに開催しまーす!」の開催宣言でイベントは開幕。まずは白組のトップバッター・榊原優希さんが大好きなアニメだという『BREACH』のOPテーマ「少女S」をキュートなハイトーンボイスで歌い上げ、会場の空気は一気にヒートアップ。

それに負けじと、紅組の一番手として登場した富田美憂さんが攻撃的なサウンドにのせて歌う『デート・ア・ライブIV』のOPテーマ「OveR」に観客は大きな拍手を送った。

続いてステージに立った土屋神葉さんは、観客前でのソロ歌唱は初めてという映画『バクテン!!』の挿入歌「光の中から伝えたいこと」を披露。どこかの機会で震災復興への思いを込めたこの曲を歌いたい、と土屋さんは熱望していたそうで、その願いがこのイベントで叶ったことに嬉しそうな笑顔を見せていた。

対する紅組の福原香織さんは、『らき☆すた』で演じた柊つかさのキャラクターソング「寝・逃・げでリセット!」をしっとりとした優しい歌声を聴かせてくれた。福原さんは、つかさのイメージカラーの黄色ではなく紅組の赤いペンライトが揺れる客席の光景がとても新鮮だったようで、『声優紅白』だからこその景色を楽しんでいたようだった。

永塚拓馬さんが歌ったのは『怪病医ラムネ』のOPテーマ「SHAKE!SHAKE!SHAKE!」。自身が作中で演じた少年・クロのセリフをまじえながらの歌唱となったが、「大人しいクロくんは絶対歌わないと思ったので、無理矢理歌わせてみました」と語ったようにパワフルで楽しいステージに観客は大喜びとなっていた。

伊藤彩沙さんは「戦闘力高くてメラメラでいきたい」と、『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』の楽曲「Star Divine」を熱唱。節目となるライブを開催することが多かったパシフィコ横浜のステージに、スタァライト九九組を代表して立ったことに感慨深げな様子だった。

前半戦ラストは、保志総一朗さん・小寺可南子さん・森本貴大さんが結成したばかりの音楽ユニット「Isla・la(アイララ)」と中島愛さんが歌で対決。
壮大でファンタジックな世界観を感じさせるIsla・laのオリジナル楽曲「Silver Star Will」で会場を盛り上げた。保志さんは「ぱっぴ~☆!」とお馴染みの挨拶で観客を沸かせつつ、「自分のペースでミニマムな形で音楽を作れるチームを作りたかった」と新ユニット結成の経緯について説明。「3人でいろんな可能性にチャレンジしていきたい」と今後の期待感を語ってくれた。

『たまゆら~もあぐれっしぶ~』のEDテーマ「ありがとう」を歌った中島さんは、この曲について「家族愛にあふれた作品の主題歌」とコメント。放送当時は20代前半だったこともあって、親の視点による家族愛などを想像しながら歌っていた中島さんだが、「10年経った今になって、そういった思いが少しは分かるようになった」と、今回また新しい気持ちでこの曲を歌ってくれたようだった。

アニメージュプラス編集部

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