• 『怪盗クイーン』作者・はやみねかおるも騙された?! 大盛況のイベントレポ!
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2023.03.14

『怪盗クイーン』作者・はやみねかおるも騙された?! 大盛況のイベントレポ!

(C)はやみねかおる・K2商会・講談社/「怪盗クイーン」製作委員会

2022年6月17日(金)に劇場上映されたアニメ『怪盗クイーンはサーカスがお好き』のスペシャルイベント「怪盗クイーンはパーティがお好き」が、2023年3月12日(日)、パシフィコ横浜 会議センター メインホールにて開催された。

「都会のトム&ソーヤ」シリーズ、「名探偵夢水清志郎事件ノート」シリーズなどで知られる児童文学の名手・はやみねかおるによる「怪盗クイーン」シリーズは、2002年に発表された『怪盗クイーンはサーカスがお好き』以降、作品は15巻を数え、累計発行部数120万部を突破している超人気シリーズ。昨年6月に劇場上映され、大きな話題を呼んだ。

劇場上映から9カ月の時を経て開催された今回のイベントは昼夜二公演で行われ、メインキャスト陣より、クイーン役・大和悠河、ジョーカー役・加藤和樹、RD役・内田雄馬の3人が登壇。真っ赤なドレスの大和をはじめ、イベントビジュアルにあわせたようなカラーリングの衣装を身にまとった3人が姿を現すと、客席からは大きな拍手が巻き起こった。

この3人が揃ってイベントに登場するのは今回が初めて。Blu-ray&DVDの音声特典となっているオーディオコメンタリーの収録以来の顔合わせということで、喜びを隠せない様子の3人は、和気あいあいと息の合ったトークを繰り広げていく。

イベントはトークコーナーからスタート。昼の部では、お題に沿ったトークを展開する『怪盗クイーンはテーマトークがお好き』、夜の部では、出演者が互いに聞いてみたいことを質問する『怪盗クイーンは質問トークがお好き』が行われた。
いずれのコーナーにも、作者のはやみねかおるがゲストで出演。「パーティに招待されたので」ということで、パーティグッズを身に着けて登場したおちゃめなはやみねに、客席も大きな拍手で応える。

昼の部の『怪盗クイーンはテーマトークがお好き』では7つのトークテーマが用意されたが、「怪盗クイーンはサーカスがお好きの最大の魅力は?」というテーマでは、「登場人物ひとりひとりにはやみね先生の愛が詰まっていて、みんなが生き生きしている」という大和に、加藤も「ひとりひとりに物語があって、嫌なやつがいないから、読んだ後に清々しくなれる」と同意。内田も「老若男女問わず、すごく間口が広く、わかりやすさと深さが両立している」とRDさながらに分析すると、はやみねは少し照れながら「アニメについては全部。演じてくださった方、スタッフの方、観てくださった皆様、すべてが自分にとっては最大の魅力」と、あらためて感謝の気持ちを口にした。
なお、はやみねは、子供向けに書いているからこそ、子供が本を読んだときに、「全員良かった、面白かったと思って本を閉じてほしいという気持ちがあるので、あまり嫌なキャラは書きたくない」と、執筆にあたっての心構えを語っていた。

そして、「クイーンって、どんなキャラクター?」というテーマでは、「実はめちゃめちゃ頭がいい」と力説する大和に対して、加藤は「謎に包まれていて、演じるのがすごく難しいと思うんですけど、それを大和さんが魅力的に演じたのが本当にすごい。アニメにおいてのキャラクターの魅力は大和さんあってのもの」と絶賛する。しかし、「うれしい! やっぱり友達だよね」と興奮する大和には、「仕事上のパートナーです」とピシャリ。お約束のやりとりに、客席からは万雷の拍手が贈られた。

また、アフレコについて、「3人で録れたのが大きかった」と声を揃える3人。初めてのアフレコだったが、最初の掛け合いのシーンから楽しかったと振り返る大和が、収録前、クイーンの声について監督に質問したかったが、「とりあえずやってみようと言って、そのままドンドン進んでいった」と当時の様子を打ち明けると、加藤と内田からは「第一声からクイーンだった」との声が上がった。

>>>イベントの様子を見る(写真7点)

(C)はやみねかおる・K2商会・講談社/「怪盗クイーン」製作委員会

アニメージュプラス編集部

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