• 花守ゆみり&小倉唯もドキドキ『最強陰陽師の異世界転生記』の名コンビ
  • 花守ゆみり&小倉唯もドキドキ『最強陰陽師の異世界転生記』の名コンビ
2023.02.04

花守ゆみり&小倉唯もドキドキ『最強陰陽師の異世界転生記』の名コンビ

最強の陰陽師が転生した少年・セイカ(右)と、彼が使役する管狐の妖・ユキ (C)小鈴危一・オカザキトシノリ/双葉社・「最強陰陽師の異世界転生記」製作委員会

小鈴危一原作のライトノベル『最強陰陽師の異世界転生記 ~下僕の妖怪どもに比べてモンスターが弱すぎるんだが~』がTVアニメ化、現在好評放送中だ。 
裏切りの末に暗殺された最強の陰陽師が、異世界の少年セイカ・ランプローグに転生。前世と違う平穏な人生を歩むため、陰陽術と妖(あやかし)を使役しつつ「狡猾に生きる」ことを目指すも、個性的なヒロインたちと共に様々な事件に巻き込まれていくことに。
セイカ役・花守ゆみりさん、セイカが使役する管狐の妖・ユキ役・小倉唯さんに今作の魅力について語ってもらった。
▲ユキ役/小倉唯さん、セイカ・ランプログ役/花守ゆみりさん

──まず、オーディション時に感じたキャラクターの印象は?

花守 こういう立ち位置の男の子キャラって男性の方が演じられることが多いので、オーディションのお話をいただいた時は驚きがありました。
元最強の陰陽師ということで相手を見下すような表情をしたり、前世に懲りてずる賢く立ち回ろうしたりするんですが、どうしても優しいところが隠せない子だなっていう印象があって……どこまで悪役っぽい顔が似合う子にするかを、オーディションの段階から考えていました。
結構悪めにキャラを作ったこともあって「これで主人公って……大丈夫かな?」って思ったりもしたんですが、オーディションに合格して、監督たちとお話しながら少しずつキャラを成形していった結果、全然違う子になったかなって思っています。

小倉 ユキはファーストインプレッションから「メチャクチャ演じたい!」と思ったんです。ビジュアルは勿論、天真爛漫な性格やコロコロ変わる表情、ちょっと気分屋でほっとけない感じの女の子の部分がすごく演じ甲斐のある子だな、という印象でした。

──実際のアフレコ時に意識や演技などの変化はありましたか。

花守 セイカくんは好かれる部分と怖い部分を同時に持ち合わせている子ということもあって、最初の収録ではテストの時間を使って、どのくらいの案配にするかを調整させてもらいました。さらにヒロイン組ともテストアフレコをさせてもらって、「優しさを最初から持ち合わせているように演じることで、彼女たちのことがどんどん大切になっていってしまうセイカくんと作っていけたら」という話をさせてもらいましたね。

小倉 オーディションでの演技がベースになっていて、その時に録った自分の演技を聞き直したりしながら役作りを進めたのですが、実際アフレコが進んでいく中で「テープオーディションの感じでお願いします」って言っていただけたのがすごく嬉しかったですね。
ユキは物語の中において唯一平和を感じる存在なので、周りの状況に引っ張られすぎない、あとセイカに対してキツくなり過ぎないようにといった細かなアドバイスをいくつかいただいた以外はほとんどリテイクもなく、逆に「本当に大丈夫なのかな」と不安になってしまったりしました(笑)。

──前世から転生したキャラクターを演じるにあたり、意識している部分はあるのでしょうか。

花守 私はセイカを転生前の晴嘉がロールプレイングしている感覚を持って演じているんですね。なので、晴嘉と前世で一緒だったユキちゃんにだけは気を張らず接しますが、それ以外の人には仮面を被ったような状態で振る舞っています。そういった違和感や演技の違いを観ている人に感じてもらえたら嬉しいですね。

でもそんなセイカくんも、ヒロインたちと一緒にいる内にどんどん元の優しいお人好しの晴嘉の顔が出てきちゃうんですよね(笑)、ユキちゃんから「ダメですよ」って注意されて、また仮面を被ろうとして。

小倉 前世の晴嘉様を知っているからこそ、ある程度は好きにさせてあげたいっていう気持ちがあるとは思うんです。そんなところにも、ユキの優しさが感じられますよね。

花守 「今世では狡猾に生きるんだ」って言いつつ、全ての手を尽くして周りを助けようとしちゃいますからね。ユキちゃんがいなかったらとっくにボロが出て、かなり序盤に転生前と同じ死に方をしていたんじゃないですか?(笑)

(C)小鈴危一・オカザキトシノリ/双葉社・「最強陰陽師の異世界転生記」製作委員会

アニメージュプラス編集部

RECOMMENDEDおすすめの記事

RELATED関連する記事

RANKING

人気記事