現在好評放送中のTV アニメ『アークナイツ【黎明前奏/PRELUDE TO DAWN】』は、天災がもたらした謎多き鉱石「源石(オリジニウム)」の影響によって鉱石病という病が発生した世界を舞台に、病によって生まれた「感染者」たちを巡る戦いのドラマが描かれていく。製薬会社「ロドス・アイランド」と感染者組織「レユニオン・ムーブメント」の争いに巻き込まれる、龍門スラム街に住む少女・ミーシャ。幼き者たちとの平和な暮らしだけを望んでいた彼女の日常は、アーミヤたちとの出会いで一変することに。運命に翻弄される少女を熱演する松田颯水さんに、改めて本作の魅力を語っていただいた。▲ミーシャ役を演じる松田颯水さん
――ミーシャのオファーを受けた際どのように感じられたか、当時のお気持ちを教えてください。松田 台本を頂いた時にミーシャ役を演じることを知ったので、ゲームをプレイしたことが無かった自分は「1話かぎりのゲストキャラかな?」と思いながら台本を受け取ったことを覚えています。
――脚本を読んだ時の感想は?松田 浜辺でキャッキャするアークナイツのCMをよく覚えていたので、あら? もしかしてこれはハードな物語では……!?となりました。
訳も分からず追われ、世界の理不尽さに翻弄される物語。
ミーシャと同じように自分も全員初めましてのキャラクターばかりだったので、誰を信じていいのか、何を自分のモノサシにしたらいいのか悩みながら読ませて頂きました。
――ミーシャは物語上でどのような役割を担っていると思いますか?松田 戦わず普通に生きてきた女の子が、目まぐるしく変わる環境の中、何を信じればいいか悩み、どんな未来を選ぶのか。
視聴者の皆様に、1つの答えを提示する役割を担っていると思っています。
――アフレコ中の監督からのディレクションで、思い出に残っていることはありますか?松田 収録時に「ミーシャはどのように感情が変わっていくのか」を説明して頂けたことがすごく有難かったです。
さらに音質もどの順でどの方向にもっていけばいいか伺えたので、より自信をもって収録に臨めました。
――他にアフレコ中の思い出があれば教えてください。松田 休憩時間のお話になってしまうのですが、アーミヤ役の黒沢ともよちゃんと狭い通路ですれ違う時に両手を開いて通せんぼをされまして。
そのまま直進してハグすることになったのですが、人生においてそのようなイベントが起きたのが初めてで、めちゃくちゃ照れた思い出です。
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