• 『風都探偵』キャスト&監督の裏話が満載!SP特番アフターレポート
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2022.11.17

『風都探偵』キャスト&監督の裏話が満載!SP特番アフターレポート

番組を大いに盛り上げた左翔太郎役・細谷佳正さん、ときめ役・関根明良さん

10月24日、アニメ『風都探偵』最終話配信を記念した特別番組『アニメ「風都探偵」U-NEXT全話配信記念 SP特番!』がライブ配信された。ファンを大いに盛り上げた激熱の内容をレポートしよう。

『風都探偵』は2009~2010年に放送された特撮ドラマ『仮面ライダーW』の正統続編コミックのアニメ化作品だ。
物語の舞台は風の街・風都。「鳴海探偵事務所」に所属する「ハーフボイルド」探偵・左翔太郎、そして彼の永遠の相棒にして頭脳派探偵・フィリップは、「街を泣かせる悪党は許さない」をモットーに、日々持ち込まれる超常的で不可解な事件の解決にあたっていた。
ある日、二人が謎の美女・ときめとの出会ったことから、仮面ライダーWの新たなる事件は幕を開けていく――。

SP特番は特撮ヒーロー大好き芸人・しいはしジャスタウェイさんの司会進行でスタート。左翔太郎役・細谷佳正さん、ときめ役・関根明良さん、そして椛島洋介監督による豪華キャスト&スタッフによるスペシャルトークで大いに盛り上がることに。
▲(左から)しいはしジャスタウェイさん、細谷佳正さん、関根明良さん、椛島洋介監督

最初のコーナーは、視聴者と一緒にエピソードを観ながら制作秘話を語っていく『みんなで t(罪)を数えろ / 風都探偵生コメンタリー』。
『風都探偵』のアニメ化にあたって「まさか自分が監督になるとは思っていなかった」と語った椛島監督。「この仕事(アニメ監督業)を20年以上やっているけれども、こんなに緊張したのは初めて」という大きなプレッシャーの中での作業となったのは、自身も大の仮面ライダーファンだったから。「僕が許せないものは作れない」という、強いこだわりを持って制作を進めたエピソードの中から、今回は特に見所の多いエピソードの第3話「tに気をつけろ/仮面の守護神」がチョイスされた。

3話は初のW変身と白熱のバトル、さらに疾走感あふれるバイクアクションなど全編に渡って見どころ満載の内容となっている。冒頭での変身シーンを観ながら「『変身』って言えるのは選ばれし者なんですよ。これはちょっと感動しました」と、細谷さんがアフレコ当時の思いを語ると、椛島監督も「原作ドラマの変身シーンを元にしつつアイデアを追加して、ロボットアニメの要素を盛り込んだ」と、アニメならではのこだわりをアピールした。

バトルシーンの舞台のモデルが新宿中央公園と明かされると、学生時代にこの場所を通学路として利用していたという細谷さんは、「よくここで演技の稽古をしていました」と当時を懐かしんだ。
また関根さんが「カッコいい!」と興奮したバイクアクションシーンでは、映画『ワイルド・スピード』シリーズの細かいカット割りを参考に作業を進めたところ、何と200カットを超えてしまったという驚愕発言が椛島監督から飛び出した。

記憶喪失という設定を活かすため、あえてコミックを読まないで収録に臨んでいた関根さんだが、ときめと翔太郎がキスするシーンのセリフはオーディション時のものと同じだったそうで、「新鮮な気持ちでやらなくちゃ」とドキドキしながら演じたと、当時の思い出を語った。

細谷さんの演技に関しては「オーダーすることなく翔太郎になっていった」と椛島監督。特に4話での「オラァ!」という一言以外で、細谷さんに演技についての指示はなかったとのことだ。アドリブもかなり採用されたそうで、細谷さんが演じる翔太郎像に椛島監督が絶大な信頼を寄せていたことも明らかになった。

EDでは細谷さんから「なんで(キャラを)踊らせようと思ったんですか?」との質問が飛び出し、椛島監督は「『仮面ライダーW』のエグゼクティブプロデューサー・塚田英明さんがスーパー戦隊シリーズを担当する時は必ずEDでダンスをするんです。なので、今作もダンスをさせたのは僕のこだわりですね」と回答。椛島監督の強い原作リスペクトが、この発言からも窺うことができた。

(C)2022「風都探偵」製作委員会

アニメージュプラス編集部

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