• 梅原裕一郎が『悪ラス』で苦労した「いやらしく聞こえない口説き台詞」
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2022.10.07

梅原裕一郎が『悪ラス』で苦労した「いやらしく聞こえない口説き台詞」

梅原裕一郎さん 撮影/大山雅夫

TVアニメ『悪役令嬢なのでラスボスを飼ってみました』が、2022年10月1日(土)から放送中!

婚約を破棄されたショックで前世の記憶を思い出した、公爵家の一人娘・アイリーン。転生したのは何と前世でハマった乙女ゲームの悪役令嬢、この先、彼女を待つのは雑な死に方をする破滅ルートのみ……。
ならば、破滅フラグの起点であるラスボスの魔王・クロードを攻略して恋人にしてしまえば、運命を変えることができるかもしれない。本作は、幸せを掴み取るための一発逆転を狙う、アイリーンの奮闘を描く異世界ラブコメディーだ。

アイリーンが狙いを定めるクロード役・梅原裕一郎さんにインタビューを実施。口説き台詞を言うときに心がけたことや、共演した高橋李依さん・増田俊樹さんの印象、さらには自分が転生したらなりたいキャラクターの話まで!? たくさん語っていただきました!

【クロードは、優しさや純粋さが徐々に見えてくるキャラクター】

――まず原作を読まれて、どんな印象を持たれましたか。

梅原 僕はコミカライズの方で読ませていただいたのですが、本来だと悪役令嬢としてバッドエンドを迎えてしまうアイリーンと、魔王として暴走してしまうクロードの運命が、アイリーンの働きによってどんどん変えられていく展開が、とても熱く感じられました。

――演じられるクロードに関して、どんな人物だと捉えられていますか。

梅原 彼は王都を追い出されて、森で魔王として暮らしていますが、本質の部分は昔から変わっていないんですよね。始めは魔王然としていますが、アイリーンのおかげで、もともとの優しさや純粋さが徐々に見えてくるキャラクターですね。

――ということは、あまりラスボスっぽさは感じなかった?

梅原 そうですね、ラスボスっぽさを感じたのは序盤だけですね(笑)。
クロードも最初は人間を信じられない気持ちがあって、アイリーンに対しても「踏み込ませないぞ」と思っていたはずなのですが、いかんせん彼女はググッと詰め寄ってくるので。クロードはタジタジになってしまうんですよね(笑)。
アイリーンとだんだん打ち解けていく中で、気兼ねなく会話するクロードの姿が強く印象に残っています。

――そんなアイリーンとのやり取りの中で、特に印象に残った場面は?

梅原 第1話でアイリーンがクロードのもとにやって来て「わたくしと結婚していただきたいの」と言う場面です。その時のアイリーンは、ただ単にバッドエンドを回避するために何とかラスボスを飼ってやろう、という気持ちで言っているのですが、クロードは真面目に受け取ってしまって「君は僕が好きなのか?」と動揺しながら聞くんですよね。このシーンはテンポも良くて、とても気に入っています。

また、第1話の終盤では、逆に彼女に詰め寄るシーンがあります。アイリーンに興味を持ったクロードが「君を泣かせてみたくなった」と言うのですが、そこで立場がコロッと逆転するところが面白いですよね。
その場面は映像的にもすごく綺麗ですし、悪役令嬢とラスボスのはずなのに、ヒロインと王子様のような雰囲気で、きっと2話以降も観たくなるんじゃないかと思います。

(C)永瀬さらさ・紫真依/KADOKAWA/悪ラス製作委員会2022

寺林 沙樹

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